スライムの魔王?の今後の事
「ザンサク。冗談でも言っていいことと悪いことがあるぞ。まずなぜ奴がいるなら私を呼び出さなかった」
「それは動いたらスライムの魔王のスキルを使われるので」
俺はギルドマスターに言うがギルドマスターはふふくそうに
「スキルが使われるからなんだ。別に死ぬわけじゃなかろうて」
「いや死人がでてます」
「は?」と言うギルドマスターに対し、俺はスライムの魔王のスキルで骨になった冒険者の死体を指さす。
「こ、これは。では本当にスライムの魔王が」
「だから来たと言いましたよ。なんでこれを見たらスライムの魔王が来たということを信じるんだ?」
俺はギルドマスターに聞くとギルドマスターは
「それはな。文献に書いてあるんだよ。ギルドマスター部屋にある文献に。スライムの魔王、スキルは不明だが人を溶かすことができると。まさかそれがスキルだったとは」
「らしいです。本気を出せばこの王国を丸呑みにもできると。だから彼の条件をのんだ上で戦うしかないでしょうね」
俺はギルドマスターに言うとギルドマスターは俺にスライムの魔王が出した条件を聞いてくる。
「それで条件とはなんなんだ?」
「まず一つは俺は必ずスライムの魔王と戦うこと。これは必須です。そしてもし誰もガルダラスの森の入り口に来なかった場合には王国を丸呑みにするらしいです」
「それはまぁザンサクが戦いに行くのは必須だから丸呑みはないとしてお前1人だけでいいのか?」
ギルドマスターは俺に聞く。俺は
「俺はパーティーは自分で決めたいです。だからギルドマスターは王国の防衛だけ考えていてくれ」
「・・・すまないな」
ギルドマスターは俺に頭を下げる。俺は「慣れているから構わない」とギルドマスターに言うとギルドから出た。
ギルドから出ると俺たちにいつもクエストを紹介してくれる受付嬢とカムがきゃきゃうふふと仲良く喋っていた。
「カム。待たせてすまなかったな」
「あ、ザンサク。大丈夫ですよ。話がはずんでいたので。それでギルドマスターとはどのような話を?」
俺はカムに聞かれてカムに申し訳ない顔をしながら
「すまないカム。明日の明朝スライムの魔王と呼ばれている魔族とやりあうことになってな。俺と一緒に戦ってくれないか?」
「スライムの魔王?そんな魔物がいたんですか。私は別に構いませんよ。ザンサクが戦うというなら」
カムは笑顔で俺にいう。くぅー!あの笑顔めっちゃ眩しいやん。
「それじゃ今日は明日の準備と体を休めることに集中しようか」
「分かりました」と言って俺はザンサクの手を引いてミナギ武具店に向かった。




