スライムの魔王?
「実はな、ガルダラスの森にはスライム、ウルフ、ゴブリンと出るんだがな。それぞれに魔王がいるんだ」
「それぞれに魔王?」
スライムの魔王?そんなやつ聞いたことないんだが?
「驚くのも無理はない。これはごく一部の人間、そしてギルドで働く受付の物しか知らないのだから」
「そう、なんですか。しかしなんでスライムを狩り尽くしたら魔族が攻めてくるんですか?」
「実は過去にも一度なスライムを遊びで狩り尽くした奴がいるらしいんだ。スライムハンターとまで呼ばれていた男なんだがそいつはスライムを借り尽くし、そしてスライムの魔王と会ったらしいんだ翌日にな」
「そ、そうなんですか?それで」
「そのスライムハンターは骨でかえってきたよ。そして骨の頭蓋骨の部分にこう書かれていたらしい。次に森のスライムを狩り尽くせば王国を滅ぼすと。それ以来冒険者達にはスライムを狩りすぎないよう注意喚起をしたりした。わざわざ討伐数を何体とか指定してまでな」
「そう、なんですか。それで今スライムを狩り尽くした今王国はどうなるんですか?」
「それは俺にもわからんがおそらくこの王国を滅ぼしには来るだろう。そこでザンサク。君には最前線で戦ってほしい。森の入り口にいればおそらくスライムの魔王もそこからくると考えているからな。俺と他の冒険者は王国の警備にあたらせたい」
「え?オサム達は使わないんですか?」
「奴らなら昨日この王国を出たよ。クソめ。帰っできたらボコボコにしてやるよ全く!面倒事ばかり置いてって自分らはさっさと逃げるんだからな!どこが勇者か教えてほしいくらいさ!」
バンッ!とギルドマスターは部屋にある机を思いっきり叩く。
「わ、わかりました。とりあえず今日は、帰らせてください。昨日飲みすぎたせいか、二日酔いで」
「ああ。悪かったな。呼び出して。今日スライムの魔王が攻めてくるかはわからないがとりあえずは休んでおいてくれ。後今日は無理かもしれんが出来るだけ私らが呼んだらいつでも戦えるように準備をしておいてほしい」
「わ、分かりました。それでは、失礼します」
俺は頭をおさえながらふらふらとギルドの外に出ようとするがギルド内で
「おいお前!なんのズルをした!」
「は?ズルとは?」
「おまえのような荷物持ちやろうがギルドマスターと2人で話し合うなんてありえないんだよ!どんなズルをしやがったんだよ!」
「どんなズルをしたかと言われてもズルなんかしてないしな」
俺に絡んでくる冒険者に対し、もう1人冒険者が近づいてきて俺に絡んできた冒険者の肩を掴む。
「まぁまぁそこまでにしとけ」
「あ?誰だよてめぇ。気安く触るんじゃねぇよ!」
ヌルっ
「・・・なんだこの感触は」
冒険者は掴まれていた肩を掴むと肩がぬるっとしていた。掴んでいた男の肩は液体で肉が溶けていく。
「な、な!」
「我の言葉を無視するものは万死に値する。今日は挨拶に来ただけだったが貴様は殺しておこう」
「なぁ、あああ」
男の体は液体で全身包み込まれ、次第に骨になるまで皮膚が溶けていった。
「」
よろしくお願いします




