ギルドマスターとザンサク
「あ、ああ。そう言えば呼ばれていたんだった。ところでもう朝なのか?早いな」
「何言ってるんですか。もうお昼ですよ。ギルドで待っていてもいつまでも来ないしギルドマスターはザンサクにしかできない話があるとしか言いませんし。とりあえずギルドに行きますよ」
俺はカムに起き上がらせてもらった後カムに手を引かれてギルドに向かう。飲みすぎて体がだるいせいかいつも軽々持ち上がるリュックが少し重いと感じながらカムにギルドに連れて行かれる。
ギルドに着くといつも俺とカムにいいクエストを教えてくれるギルド受付嬢ともう1人肌の黒い屈強な男が腕を組んで待っていた。
「あ!来ましたよギルドマスター!あの女性に引っ張られているのがザンサクさんです!」
「ほう。あの坊主が」
カムは屈強男とギルドの受付嬢の前にまで俺を連れてくと
「ザンサクを連れてきましたよ。ギルドマスター」
「ああ。ありがとはカムくん。こいつを借りていいかな?」
「いいですけどそんな私がいたらダメな話なんですか?」
カムはギルドマスターに聞くとギルドマスターは
「それはこの坊主に話してから坊主に判断させるよ。それじゃ借りるな」
俺は次にギルドマスターに手を引かれて、ギルドに入り、ギルドマスター部屋に連れて行かれる。俺がギルドマスター部屋に連れて行かれるのをギルドにいた冒険者達は「え?なんで?なんで荷物持ちやろうがギルドマスター部屋に?」と思うような驚愕な顔をしていた。
ギルドマスター部屋に入れられた後俺はギルドマスター部屋にあるソファに投げつけられる。
「いてて」
「悪りぃな坊主。投げるようなやり方をして。俺ぁこのギルドのマスターをしてるもんだ」
「どうもはじめまして。ザンサクと言います」
「どうもごていねいに。それじゃ話進めてぇから早速本題にいくな。坊主、勇者のアホどもがガルダラスの森のスライムを全部借り尽くしたというのは本当か?」
「?え、ええ。本人が言ってましたから」
「そうか。それで勇者のアホにあったんだよな?なんか言っていたか?」
俺はギルドマスターに聞かれオサムから言われたことをそのまま言う。
「近々魔族が攻めてくると言っていました」
「はぁーーー!まじかあいつら!本当にろくなことしねぇな!」
ギルドマスターはでかいため息をついて言う。しかしなんでスライムを借り尽くしたのと魔族が攻めてくるので話が関係あるんだろ。別に関係ないと思うが
「スライムと魔族が攻めてくるのに関係ないと思っているかもしれないが関係あるんだよ実は」
「え?何でですか?」
俺はギルドマスターに聞くとギルドマスターは説明を始めた。なぜ関係があるのかを




