ミナギ武具店店長
ミナギ武具店で1日過ごし、朝起きるとすでにミナギは普通に起き上がって店番を始めていた。
「おう。おはようザンサク。すまねぇな。うち宿とかねぇからこの武器、防具を売るところを寝床にしているんだ。俺はなれているからいいがザンサクは大丈夫だったか?」
「ああ。気にすることはない。俺も勇者パーティーにいた時は溜まり場から追い出されて路地裏で寝ていたからな。気にすることはない」
「ふ、そうか。ならよかった。それじゃ俺は今日うちのごひいきにしてくださっている客の相手しないといけないから今日は店から出ていてくれると助かる」
「わかった。それでカムはどうしたんだ?」
俺はミナギに聞くとミナギは
「あー。あの子なら昨日宿に戻ってザンサクにはまたギルドでと伝えてくれと頼まれていたんだった。それと」
「え?何」と俺はミナギに聞くと
「ちゃんとまだ名乗っていなかったな。俺はミナギ。ミナギ武具店の店長をしている。職業は鍛治士。そしてスキルは精錬だ」
「いや名前の方はだいたい予想通りだからいいがスキルまで教えてくれていいのか?」
俺はミナギに聞くとミナギは
「構わないさ。あんたは命の恩人だからな。逆に俺のスキルを話していないとあんたには礼をつくせていないと俺は考えていてな。それじゃ今後ともこのミナギとミナギ武具店を頼むよ」
「あいよー」と俺はミナギに返すとミナギ武具店を出てギルドに向かった。
中央エリア、ギルドに着くとすでにカムは腕を組んで待っていた。俺を見つけてカムは俺に向けて手を振る。
「あ!ザンサク。おはようございます!」
「おう。おはようカム。それじゃギルドの中に入るか」
俺とカムはギルドの中に入り、またクエストボードを2人で見て、今日はどのクエストを受けるのかを相談しあう。
「どうしますかザンサク。今日は大人しめに採取クエストにでも行って吹の素材を集めながらクエスト内容のものを探したりしますか?」
「ふーむ。そうだな。どうしようか。確かにこの前の人喰いウルフは手強かったからな。どうしようか」
別に人喰いウルフは手強くはなかったがこう言っておけばカムも納得するだろうと思って俺はあえて手強いとつけてカムに言う。
2人してクエストボードの前でふーむと悩んでいると人喰いウルフのクエストを教えてくれた受付嬢が近づいてきて。
「おはようございますお二方。今日はどのようなクエストをお探しですか?」
「そうですね。今日はあまり負担のかからないものを探していますね。身体的に。先々日人喰いウルフを討伐して少しくたくたですので」
「そうですか。それなら」
ギルドの受付嬢はクエストボードを見て俺たち2人にいいクエストを選んでおすすめする。
「これなんてどうですか?スライム10匹討伐。適度な運動もできるし銀貨もスライム10匹討伐だけで7枚は貰えますよ。普通は2匹倒して一枚くらいなんですけどね」
「ほう。それはいいな。ならそのクエストを受けようか」
俺はカムに「これでいいか?」と聞くと「構いませんよ!」と言い俺とカムはスライム10匹討伐のクエストを受けてクエストに行く前に薬草の補給やポーションの補給を行いガルダラスの森に向かった。
よろしくお願いします




