帝国にあったレジスタンス
「なぁ。今お前らレジスタンスって」
俺はアーカイスとマタタに聞くとマタタが
「うん。レジスタンス。今はもう僕とアーカイスの2人だけだけどね」
「2人?本当はどれくらいいたんだ?」
「んー。何人かな。まぁ少数精鋭みたいなもんさ。50人くらいかな僕とアーカイスを入れて。少数精鋭と言っても強いのは僕とアーカイスだけだったんだけどね」
マタタが呆れながら言うとアーカイスは
「仕方ねぇだろ!タガルムのやろうがこの城は大魔王様のものだとか言って大虐殺した後に勇者パーティのテテスアとかいう女に大半の兵士は奴隷とされ遊ぶだけ遊んで使い物にならなくなったら殺された!罪に問おうとしても私は聖女だから許されるとか意味のわからんことを言って許されるしよ!いみわかんねぇぜ!ほんとに!」
アーカイスは怒りながら前に進む
「なぁ聞いてもいいか。俺たちは今どこに向かっているんだ?」
「んー。とりあえず拠点に向かおうかなと。僕たちの拠点一応食料はあるからさ」
「・・・一応聞くが拠点は大丈夫なのか?」
俺が2人に聞くとアーカイスは
「あ?てめぇなめてんのか!当たり前だろ!レジスタンスが無くなろうと俺とマタタがいる限りは奴らに抵抗する。平和な帝国を取り戻すために」
「そうだねー。僕もそれには同意見だなー。平和な方がもっとおいしいもの食べられるからねー」
マタタは笑いながらいい、アーカイスはマタタに呆れながらも
「まぁお前はその方が平常運転でいいからな。とりあえず今は逃げるぞ」
アーカイスは走りながら言うと俺たち3人もアーカイス、マタタに続く。
走り続けて数分後背後から
「我からは逃げられんぞ人間。いやザンサク」
急に光の速度でシンライが俺たちに追いつく。
「く、シンライ。俺たちを殺しに来たのか」
「・・・いや。我は貴様に頼みがあってきた。まずはこいつを受け取れ」
シンライは俺に何かを投げつける。俺は投げられたそれを見るとそれはタガルムだった。
「な、タ、タガルム?」
「そう。タガルム。我はこいつを逃したい。大魔王様に頼んでタガルムを贄にする代わりに我を贄としてもらう」
「な、なんだ?お前らは何がしたいんだ?なんで俺にこいつを」
俺はシンライに聞くとシンライは
「仕方ないであろう。他に当てはないのだから。貴様しか頼れるやつがいないのだ。それが人間であろうとな」
「俺は言ったはずだ。貴様らのことは敵としか思っていないと。それにタガルムはマガ爺を」
「違うな。マガ爺とやらを殺したのはバンだろ?タガルムはそんな卑怯なことはしない。やるなら正々堂々だ」
シンライは笑いながら俺に言った。