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勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
第5章 帝国奇襲編
198/199

合流

 大魔王の間から逃げて数分、大魔王の間に行く前の大広間に行くとそこにはカム、ゼグラ、そして知らない体、特に腹部のでかい男が何かを食べながら待っていた。


「おい!バクバク!いつまで食べてんだ!早く逃げるぞ」


「えー。なんでー?バステアとガルはー?」


「あの2人はもう無理だバク!そこの女と筋肉ムキムキの男もいくぞ!」


 怒り顔の男は腹のでかい男に言った後カムとゼグラに言う。カムは俺の近くにまで走ってきて


「無事でよかったです!ザンサク」


「ああ。この怒り顔の人がいなけりゃやばかった。礼を言うぞ」


「あ?恩人に対してそれは失礼じゃないか?クソ野郎!俺の名前はアーカイス様だ!よく覚えとけクソ野郎!」


 舌を出してべーっとしながら俺に名乗るアーカイス。カムはアーカイスの失礼な態度に怒り


「ちょっと!この方を誰だと思っているんですか!もとはクズみたいな勇者パーティにいたザンサクですよ!」


 勇者パーティと聞いてアーカイスはこちらに振り替えって俺に殴りかかる。


「あ?てめぇ勇者パーティだったのか?あのクソッタレのせいで帝国はめちゃくちゃなのによう」


「関係ないな。俺もオサム達にはだいぶ迷惑をかけられた。奴らがどうなろうと俺は構わん。しかし勇者パーティの、勇者のせいで帝国はめちゃくちゃになったとか言いつつお前はバステアを助けに来たのか?やつも元勇者パーティの1人だぞ」


 俺がアーカイスに言うとアーカイスは少し黙った後


「奴には、ここで助けてもらった恩がある。どれだけクソ野郎な奴でも恩だけは返さないとそいつと同じクソ野郎になる。だから今回助けるのでチャラにしようと考えていたのにどうやら無理そうだ」


「そうだな。助けるのは諦めた方がいい。バステアはああなって当然だ。いくら王国のために尽くそうがやつがしてきたことは許されるべきではないこと。だが魔王城を浮かせるのもだめだ。なら助けるべきか。だがしかし」


 俺が悩みながら走っていると後ろから走ってくる腹部のでかい男が


「あまり悩むのは良くないよー。大丈夫だよー。なるようになるからさー」


「おい!てめぇの能天気な考えなんてどうでもいいんだよ!それよりこれからどうするかだぞ!もう帝国を取り戻すための、レジスタンスのメンバーは俺とマタタ!2人だけなんだぞ」


「そんなこと言われてもさー。アーカイスが怒りのままにガルなんかに他のメンバー預けるからだよ。案の定氷の魔王将に全員やられてたじゃないかー」


 マタタはアーカイスに言うとアーカイスは「うるせぇ!」と怒っていた。

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