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勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
第5章 帝国奇襲編
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自動追尾型魔法剣 ドロ 2

「これじゃあ結果は見えませんがどうしますか?大魔王様」


 ミスティアとタガルムがドロの能力解放した空間に移動した後シンライが大魔王に聞くと大魔王は


「待てばいいだろ。そのうち結果はわかる。ドロの能力解放については未知数だから。今まであの自動追尾型魔法剣を能力解放まで使える奴がいなかったからな。私でも能力はわからん」


「あの自動追尾型魔法剣の能力解放を使える奴がいなかったのか?今まで」


 俺は大魔王に聞くと大魔王は首を縦に振る。


「あの自動追尾型魔法剣ドロは本当に癖のある剣でありそしてスキルがぴったり合うものもおらなんだ。ミスティアとはある意味似た者同士よ」


「似た者同士?剣と魔族が?」


「ああ。ミスティアは女のくせに平気で泥を顔につけて喜ぶような魔族だったからな。よく嫌われていた。特にフレイのような魔族からな」


 たしかに美の塊みたいなフレイには嫌われただろうな。あんまり知りもしないが。


「やつは嫌われ続けずっと孤独だったらしい。やつが倒れているところを私は子飼にでもしようかと思いやつを拾った。そしてミスティアから稽古をつけてくれと頼まれたので先代の魔王将の1人、その時自動追尾型魔法剣ドロの所有者に稽古をつけさせた。そして数十年経ってミスティアは師匠でもある自動追尾型魔法剣ドロの所有者を殺し、私に首を献上してミスティアを魔王将に入れてくださいと頼んできたのだ」


 師匠を殺して首を献上するって最高に師匠に対する礼儀がなっていな。


「ミスティアは魔王将に任命されてから功績をグングンあげていた。そしてフレイ、バン、カメオン、ネクラ。この4人は魔王将で雑魚だと平気で見下すようになりたまにミスティアは特にフレイの方をあごでつかっていた。ミスティアとフレイでは相性が悪いしミスティアにはフレイの美が伝わらんだろうからな。フレイはいやいやしたがっているようであったな」


 ・・・あの醜いスライムに変えられたフレイとか言うやつもう可哀想にしか思えないんだが


「ですが大魔王様。フレイには魔眼があったゆえ。妾が禁じていましたがあれさえ使えばミスティアなど」


 俺と大魔王の話にカーリンがわって入り意見すると大魔王は


「これは私の憶測だがフレイは使えなかったんじゃないか?おそらく目をすぐにやられると思ったんだろ。フレイって綺麗なものを見るのが好きだったろ。逆に汚いものは見たくないと」


「そうですね。口癖のように言っていましたな。しかし、まさかフレイが魔眼を持っているのを知っているとは。知らないならいきなり目を狙わないと思っていたのですが」


「知らなくても目は狙ったろうさ。ミスティアはそれだけフレイには恨みがあるからな」


 大魔王とカーリンは2人で頷きながら喋っていた。

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