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勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
第5章 帝国奇襲編
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自動追尾型魔法剣 ドロ

「何を謝っているの?ミスティアのこともしかしてなめてる?」


「お前のことは舐めてはいないさ。実力的に言えばな。だが私達3人には絶対にかなわん」


 タガルムがミスティアにあらためて言うとミスティアは


「それはミスティアを倒してから言うことね!」


 ミスティアはタガルムに近づき、近づいた後タガルムをぼこぼこに殴りまくる。


「おらおら!こんなボコボコにされてもミスティアに勝てるとかほざくの?タガルム!」


「気はすんだか?私の顔面や体で良ければいくらでもボコボコにされてやろう。貴様は理不尽な理由のもと贄になるのだから」


「は?ミスティアがあんたに勝てばミスティアは贄になる必要ないんだけど。ならこの荒野空間に埋めてあげるわ!」


 ミスティアは一度タガルムから離れるとタガルムが倒れている近くの地面に触れて


「くらいなさい!ドロ・オトシ!」


 タガルムの体がミスティアのスキルによって泥に変化していく地面に埋め込まれていく。


「これは、くらってやると私が負けてしまうな。ならば」


 タガルムは自身の周りの泥を全てはじき飛ばす。


「な、何!ミスティアの泥が!」


「私の前では泥だろうが氷だろうが全ては無駄。私のスキル、魔の風は私をあらゆる攻撃から守る風を生み出すことができる。そして私が生み出したこの風を」


 タガルムを中心とした風がタガルムが指を刺してミスティアの方角を指すとミスティアが身に付けていた泥の鎧の一部が破壊される。


「な!」


「私の風はこの自動追尾型魔法剣、カマイタチの飛ばすヤイバより弱くはないぞ」


「ふ、ふふふ。ふふふ」


 ミスティアは鎧の一部を破壊された後少し笑いながら


「いやはや弱いと思っていたがやっと本気を出してくれるみたいねタガルム。こうでなくちゃ戦いは面白くはないわ。でもタガルム。忘れてないかしら?ここは荒野空間。そしてミスティアのスキルはこの荒野の土を泥に変えることができる。そして固めてゴーレムをつくったりもできるんだよ」


 ミスティアは地面に触れてスキルを使うと数秒後に泥のゴーレムがミスティアのスキルで生み出される。


「いっけー!ミスティア・ゴーレム!」


 ミスティアのつくった泥のゴーレムはゆっくりタガルムに近づきタガルムの近くにまで辿り着くとタガルムを殴ろうとするがタガルムに当たる前にゴーレムの手は鋭利な刃物で斬られたかのように地面に斬り落とされる。


「無駄なことはやめなよミスティア。私に勝つには自動追尾型魔法剣 ドロの能力解放でないと勝てないぞ」


 タガルムがミスティアに言うとミスティアは


「いいでしょう。ミスティアの能力解放。見せてあげようじゃありませんか。ただ一言言っておくと」


 ミスティアはドロを地面に突き刺した後タガルムに


「ミスティアの能力解放ですぐに死なないでよね。自動追尾型魔法剣 ドロ!能力解放!」


 ミスティアが能力解放するとミスティアとタガルムの2人だけがミスティアの能力解放の空間に囚われた。

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