風の魔王将VS泥の魔王将
「大魔王様、私とミスティアを大魔王様が作った戦いの空間に転送してください」
タガルムが大魔王に言うと泥の魔王と呼ばれていた泥の魔族が
「まちなさいよ。なんであなたがしきるのよ。ミスティアに相手を決めさせなさいよ」
「お前はシンライと相性が悪いことを知っていっているだろう。お前のその泥はシンライの雷がいくら強くても威力を通さないスキルを使ってやがるからお前が勝つ確率が高いじゃないか」
「それが何か問題でも?ミスティアはシンライにチャンスをあげようとしてるだけよ。ミスティアの泥を攻略出来るかを」
ミスティアはシンライに向けて言うとシンライは
「言うではないか。しかし我ばかりが相手をしても貴様らがあまりにも可哀想ではないか。我1人に対し誰も勝てぬなどと。だから貴様らにはなを持たせるためにここはタガルムに譲ろうではないか」
「ふ。わかっているじゃないかシンライ。そうだ。私達3人は貴様らにはなを持たせてやろうというのだ。ありがたく思え」
タガルムとシンライはミスティアに言うとミスティアは
「ならまずタガルムを倒してミスティアがいかに使えるかを大魔王様に示そうではないか」
ミスティアは大魔王に向けて言うと大魔王は
「それであるならばここにいる全員を私の用意した空間に転送しようではないか。無論私自身もね」
大魔王が指をパチンと鳴らすと大魔王の間にいた全員が見渡す限りの荒野へと転送される。
「ここはどこだ?」
俺は大魔王に言うと大魔王は
「言ったろ。ここは私が作り出した空間。荒野空間だ。ここなら互いに問題はなかろう。タガルムにミスティアよ」
「はい。問題ありません。ありがとうございます大魔王様」
「ミスティアも大丈夫ー。むしろ荒野とかありがたいです。ミスティアのスキルは」
ミスティアは地面の土を触るとそれをタガルムに投げつける。
「けっ。相変わらず汚ねぇスキルだな」
タガルムはカマイタチを一振りし風の刃を飛ばすとミスティア地面に触れ自身の前に泥の壁を出現させカマイタチの刃を止める。
「ミスティアにはカマイタチは効かないよ。タガルムの攻撃は重くはないからミスティアの泥壁は壊すことはできない」
「ふん。なら攻めあるのみだな」
タガルムはミスティアに接近し、泥の壁を破壊した後
「ほら。これで詰みだろ?」
タガルムはミスティアの体を斬ろうとするとタガルムの攻撃はミスティアの腹部で止まる。
「詰みとは簡単に言わない方がいいよタガルム。君は古参だから残れているだけの魔王将。ミスティアには勝てない。相性以前の問題だよ」
ミスティアは背中に装備している剣は抜かず泥の拳でタガルムを殴った。