トウメイナセカイ
「アマスギ、カーリン、タガルム、シンライ、そして人間よ。下がっていろ。奴の能力解放は少々厄介であるからな」
大魔王はその場にいるカメオン以外に言うとカメオンは
「このトウメイナセカイなら大魔王、いやクローデン!あんさんを殺すことができます。そしてわいがあんさんの代わりに魔族をまとめ人間とはよりよい生き方をしてやりまするわ!人間の利用価値は商いや!人間はわいら魔族と違って発想力はすごいからな。わいはその点はかってはるんや。わいは、わいはまだそのためにも死ぬわけにはあかんのですわ!」
カメオンは自分の腹に手を当て回復魔法をかけた後トウメイナセカイの能力かスキルかは知らないがまた俺たちの前から消える。
「トウメイの能力解放、トウメイナセカイは能力解放した自身と自身の放つ攻撃は対象には見えないという能力。そしておそらく対象は私だ。トウメイナセカイをつかったさいに対象を決める。そして無敵の能力かと思うこのトウメイナセカイだが弱点は対象を1人にしか絞れないこと。他のやつに攻撃があたろうとただすり抜けるだけで対象にしか」
大魔王がトウメイナセカイの説明をしている間に大魔王は見えない攻撃を受けて数メートル吹き飛ぶ。
「大魔王様!」
タガルムは大魔王に近づき心配するが大魔王は笑いながら
「ふっふっふ。この世界なら私の準備運動にはちょうど良い。ふっふっふっふ!しっかしカメオン!臆病なお前が私に攻撃を当てるとは。本気でマジみたいだな!嬉しいよ私は!」
「言ったはずでっしゃろ。わいはまだ死ぬわけにはいかんの。大魔王様の考えが変わるなら攻撃はやめてあげますがどうせ考えは変わらないんでっしゃろ?」
「変わらんね。現にお前の攻撃は浅い。私の体を今なら両断できたろうになぜしなかった?いや出来ないんだろうな。お前のやり方はじわじわとなぶり殺しにしてくれるとかそういうものではなくただ攻撃力がないから浅い一撃で攻撃するしかない。そうだろ?カメオン」
大魔王はカメオンに言うとカメオンは「ちっ」と舌打ちし
「あんさんにはバレてまうから普通に言いますけどそうです。わいは別に戦いは好きじゃありまへんから別にこれでいいんです。安全な立ち位置であるならわいは好きなことしますしそれよりえらいなりとう思いまへん。ただ殺されるんなら話は別です、よ!」
カメオンはまた大魔王を攻撃し、大魔王は軽く口から血を吐く。
「ふ。浅い浅い。そんなんじゃ・・・ぶふ!」
大魔王は急に口から先程よりも大量の血を吐き出す。
「カメオン。貴様、まさか」
「気付きはりましたか。そうです。大魔王様。今わいはあんさんに毒攻撃をしました」
カメオンは大魔王に言うと大魔王は先程の余裕よりも苦しいとかそういう表情ではなく顔が怒りに満ちていた。