表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
第5章 帝国奇襲編
190/199

トウメイナセカイ

「アマスギ、カーリン、タガルム、シンライ、そして人間よ。下がっていろ。奴の能力解放は少々厄介であるからな」


 大魔王はその場にいるカメオン以外に言うとカメオンは


「このトウメイナセカイなら大魔王、いやクローデン!あんさんを殺すことができます。そしてわいがあんさんの代わりに魔族をまとめ人間とはよりよい生き方をしてやりまするわ!人間の利用価値は商いや!人間はわいら魔族と違って発想力はすごいからな。わいはその点はかってはるんや。わいは、わいはまだそのためにも死ぬわけにはあかんのですわ!」


 カメオンは自分の腹に手を当て回復魔法をかけた後トウメイナセカイの能力かスキルかは知らないがまた俺たちの前から消える。


「トウメイの能力解放、トウメイナセカイは能力解放した自身と自身の放つ攻撃は対象には見えないという能力。そしておそらく対象は私だ。トウメイナセカイをつかったさいに対象を決める。そして無敵の能力かと思うこのトウメイナセカイだが弱点は対象を1人にしか絞れないこと。他のやつに攻撃があたろうとただすり抜けるだけで対象にしか」


 大魔王がトウメイナセカイの説明をしている間に大魔王は見えない攻撃を受けて数メートル吹き飛ぶ。


「大魔王様!」


 タガルムは大魔王に近づき心配するが大魔王は笑いながら


「ふっふっふ。この世界なら私の準備運動にはちょうど良い。ふっふっふっふ!しっかしカメオン!臆病なお前が私に攻撃を当てるとは。本気でマジみたいだな!嬉しいよ私は!」


「言ったはずでっしゃろ。わいはまだ死ぬわけにはいかんの。大魔王様の考えが変わるなら攻撃はやめてあげますがどうせ考えは変わらないんでっしゃろ?」


「変わらんね。現にお前の攻撃は浅い。私の体を今なら両断できたろうになぜしなかった?いや出来ないんだろうな。お前のやり方はじわじわとなぶり殺しにしてくれるとかそういうものではなくただ攻撃力がないから浅い一撃で攻撃するしかない。そうだろ?カメオン」


 大魔王はカメオンに言うとカメオンは「ちっ」と舌打ちし


「あんさんにはバレてまうから普通に言いますけどそうです。わいは別に戦いは好きじゃありまへんから別にこれでいいんです。安全な立ち位置であるならわいは好きなことしますしそれよりえらいなりとう思いまへん。ただ殺されるんなら話は別です、よ!」


 カメオンはまた大魔王を攻撃し、大魔王は軽く口から血を吐く。


「ふ。浅い浅い。そんなんじゃ・・・ぶふ!」


 大魔王は急に口から先程よりも大量の血を吐き出す。


「カメオン。貴様、まさか」


「気付きはりましたか。そうです。大魔王様。今わいはあんさんに毒攻撃をしました」


 カメオンは大魔王に言うと大魔王は先程の余裕よりも苦しいとかそういう表情ではなく顔が怒りに満ちていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ