カーリンのスキル
「どうやら決着はついたようだな。2人をここに戻すぞ」
大魔王は指をパチンと鳴らすとシンライとフレイが俺たちの前に現れる。
「ふー。こいつもどうやら我の速度には追いつけなんだらしい。クソザコだったな」
「はぁはぁはぁ。く、そがぁ。私があんたに勝てるは、ずないじゃない。私の、スキルが通じない、なんて、おかしいわよ。あの空間、全てに私のスキルがわたるようにし、さらに自動追尾型魔法剣、ユウガで状態、異常が、はっせいするはず、なのにぃ」
「あー。それは残念なことだ。我には美というものがわからん。あ、戦闘に対する美はわかるが容姿などの美が分からんのだぞ」
シンライがフレイに言うとフレイは急に「ふ、ふふふ、あははは!あーはっは!」と笑い
「こんな茶番もう沢山!私が勝てないことをんかっていてこの戦いをやらせたんでしょ!大魔王様!」
「私はちゃんと平等にチャンスは与えている。弱いお前が悪いのだ。それにフレイよ。さっきから余裕がないのかいつもの色気?をだすような話し方を出来なくなっているぞ?そんなに余裕がないのか?貴様は」
大魔王はフレイに言うとフレイは地面に倒れている状態から立ち上がり
「これだけは使いたくはなかったのだけどぉどうやら私が生き残るためにはつかうしかないみたいねぇん」
フレイは一度目を閉じた後、目をかっぴらいて大魔王に視線をおくるが大魔王の前にはカーリンが立ち塞がっていた。
「カ、カーリン、様」
「フレイ。あなたはしてはいけないことをした。分かるゆえ?偉大なる大魔王様であるクローデン様に魔眼をむけたのよ。妾は昔あなたに伝えたはずゆえ?大魔王様に魔眼を使うのは禁ずると」
「で、ですがぁ。カーリン、様ぁ。私はこれをしなければしんで」
カーリンはフレイに近づきフレイの顔面を掴むとフレイはジタバタともがきながら
「や、やめてください!お願いですから!この手を離してください!カーリン様ぁ!」
「なぜ妾の言うことを聞かぬのに妾があなたの言うことを聞かねばならぬ。フレイ。最後の言葉くらいは聞いてやるゆえ。言いたいことを言うと言いゆえ」
カーリンはフレイに言うとフレイは「ふっ」と諦めたように笑いながら
「先に地獄で待ってるよ!くそばばぁ!」
「残念。あなたは地獄に落ちることはない。今から生まれ変わるからだ。そう。醜いスライムにな!」
カーリンはフレイの腹に手で思いっきり貫きフレイを一度殺す。
「人間見ておくといい。これが妾のスキルゆえ」
カーリンは俺にいい、俺はカーリンのスキルを今後のために見ておくことにした。