色欲魔王将 フレイ
「フレイとは会っているんじゃないのか?」
俺はタガルムに聞くとタガルムは
「いや。やつはいつも魔王将の集まりには集まらず部下をよこすやつでな。今の地位がよほど大事らしいからよほどのことでない限り私らの前には現れたくはないらしいのだ。今回のことでも来ないとふんでいたが意外ときたので少し驚いてはいる」
タガルムが俺に言ったあとに大魔王の左にいた女魔族が
「妾が呼んだからフレイはきたゆえ。タガルム」
「そうなのですか?カーリン様」
「そうゆえ。やつは部下を渡そうとしていたゆえ妾が直々に部下に違う生き物としての生命を与えた後、来なければフレイ。あなたを醜いスライムに変えるというたらきたゆえな」
「なるほど。あなた様にそれだけ言われればやつは嫌でも来なければなりませんね。はっはっは」
カーリンと呼ばれている女魔族とタガルムは笑い合い、俺はカーリンの体が奴に似ているからカーリンに
「おい。女魔族。あんたその体」
俺がカーリンに聞くとタガルムはカマイタチを俺に向けて
「おい人間。カーリン様を呼び捨てはいかんぞ。まぁ貴様が気になるのもわかるけどな。器に関してだろう?」
「・・・そうだ。そいつの体は俺が昔パーティを組んでいたテテスアの体と似ている」
俺はタガルムに言うとタガルムは「本当は」と
「本当は器はスシルタとか言う女が良かったんだ。やつは器としての適正率がかなり高かった。だからこそやつを教会から追放しわざわざ逃亡されても仮面族にスシルタの拉致を命じたというのに」
「それは俺はが防いだというわけだ」
俺がタガルムに言うとタガルムは珍しく俺を睨みながら
「ああ。いかんながらそのことだけは貴様を憎んでいるよ人間。おかげで適正のかなり低い、能力値の低い状態でカーリン様を目覚めさせてしまったではないか」
タガルムが俺を睨んでいるとカーリンは
「構わぬタガルム。妾はどのような人間でも妾が強いのであるからそれで良い。器探し大義であったぞ」
「もったいなきお言葉。それに私を褒める前に仮面族を褒めてくだされ。奴らがあなた様の器の体を守ったのですから」
タガルムがカーリンに言うとカーリンは
「既にすませてある。それにあまり仮面族を褒めるのは良くないこと。奴らは褒められすぎるのを避けているゆえな。仮面族の長も適度な褒め方をしてあるゆえ気にするな。タガルムに人間よ。この話は終わりゆえ。どうやら決着はついたらしいゆえからな」
俺とタガルムが液晶の中を見るとシンライは立っておりフレイはその場に倒れていた。