ミナギ武具店にて
俺とカムはギルドを出た後、商店街エリア、ミナギ武具店に向かう。
「クエスト報酬は得られませんでしたけど素材はたくさん取れましたからね」
カムは俺に言うと、俺は
「まぁスライムの粘液とかウルフの毛皮くらいだけどな。とりあえず行くか」
俺とカムは喋りながら歩き、商店街エリアに着くと前に来た時、競い合ったりしていた店は今日は静まっていた。
「・・・なんか様子が変じゃないですか?ザンサク」
「ああ。そう、だよな。商店街というのになぜ賑わっていないんだ?」
まさか、いや、そんなことはあり得ない。あいつらでもそこまでするはずない。しかしなんだ?この胸騒ぎは
「カム。急いでミナギ武具店に向かおう。嫌な予感がする」
「そうですよね。ザンサク!急ぎましょう!」
俺とカムはミナギ武具店がある場所に向かうとミナギ武具店の前には沢山の商人らしき人らが騒いでいた。
「てめぇ!ミナギ!勇者様の言葉を忘れたのかよ!ザンサクがきたら追い出せと言われていただろ!」
商人の1人がミナギ武具店の前でミナギに言う。ミナギは
「そんなこと言っていたか?すまないな。くだらないことには興味がないんだ。それに俺は客は自分の目で見て決める」
ミナギは商人に言うと商人は「てめぇ!」と殴りかかろうとすると商人の後ろにいた筋肉男が殴りかかろうとする商人をとめる。
「にいさんやめとき。商売人が手を出したら終わりやで。ここは」
筋肉男はミナギの顔をぶん殴る。
「ぐっ」
筋肉男は何度も何度も何度もミナギの顔面、体、手を殴り続ける。
「おいやめろ!何をしているんだ!」
あまりの横暴に俺はとめにかかるが周りにいた商人達に俺はとめられ
「ザンサクさんよう。これはあんたがここにきてこいつに武器、防具をつくってもらおうとしたからこういうことになったんだぜ」
俺の右手を掴む商人が言う。
「は?何がだよ!俺がお前らに何をしたんだよ!」
「何をしたかじゃないんだよ。勇者様にあんたが来たら何も売らずにおいかえせ。この言葉が正解だからな。お前がいいことをしようが悪いことをしようがお前の言葉より勇者様の言葉の方が大事なんだよ」
商人は俺に説明する間にミナギは体中ボコボコにされて地面に倒れ込み、最後にミナギを殴っていた筋肉男は最後にミナギの体を蹴り飛ばし
「兄さんこれに懲りたら2度とザンサクと関わるのはやめて勇者様のありがたい言葉だけを信用するんだな」
筋肉男は「解散!」と叫ぶとミナギ武具店の前にいた商人達やギャラリーはちっていき、武具店の前には俺とカム、ミナギだけが残った。
よろしくお願いします!