生まれ変わったマガ爺のスキル
「避けた筈なんだが？」
俺はマガ爺の手を見るとマガ爺の手は刃物に変わっていた。
「マガ爺。なんだその腕は」
「これがわしの新しいスキル。わしの手足を自在に武器に変更できるスキルだ。だがしかし盾や防御する武器に変更することはできないし銃や飛び道具も無理だのう」
「ほう。それはいいスキルだな。それじゃマガ爺。本気でやるんだな？」
俺はマガ爺に聞くとマガ爺は
「全力でわしをやりに来い。わしも全力を持ってお前を殺しに行くからのう」
マガ爺は腕を刃物に変えて俺に攻撃するが俺の代わりにカムがマガ爺の攻撃をうける。
「カム！」
「ザンサク！私も加勢します。事情はよくわかりませんが2人で倒しましょう！」
カムが俺に叫ぶとマガ爺が
「ほっほっほ。いきのいいお嬢さんじゃな。じゃがわしにも最後の戦いくらいは相手を選ばせて欲しいものじゃ。みずをさすのはよくないのう」
マガ爺はカムの体を斬りつけると俺は即座に自動追尾型魔法剣ストレアをリュックから取り出してマガ爺に投げる。
「マガ爺。あんたはしちゃいけないことをした。俺の目の前でカムを斬りつけるなんて」
「ふん。そのお嬢さんがわしの前に立つから悪いんじゃよ。わしの最後の戦いを邪魔するからのう」
マガ爺は俺の投げたストレアをはじき、俺に急接近する。
「さてこれだけ近づけばお前はわしに道具は投げられまいて」
「ふん。俺はもうストレアを投げた時点で他の小細工はあんたにする気はないよ。マガ爺はマジに強いからな。小細工なんて通じる相手じゃない」
「ふぉふぉ。よぉわかっておるではないかのう。ではあの時王の城で使ったあれを使うと良い。勇者が大魔王がする時にお前がつかったわざをのう」
マガ爺め。能力解放をつかえとは。よほど死にたいらしいな。ならばお望み通りに
「マガ爺の望み通りにしてやる！ストレア！」
俺はストレアを握ると「能力解放！」と叫ぶ。俺を中心にマガ爺とカムは俺が能力解放により張った結界内に入る。
「これがお前の、ザンサクの武器いや、道具か」
「他の奴らからすれば武器だろうが俺からすれば道具だな。道具の能力なら使えるからな。武器であろうがなんだろうがな！」
俺はマガ爺に結界内で精製した大剣を振り下ろし、マガ爺はそれを両腕を刃物に変えてガードする。
「この程度でわしに敵うとでも？」
「思っていないさ！おらおらおらぁ！」
俺はマガ爺に短剣を飛ばしまくりマガ爺は今度は腹部を刃物に変えて短剣を全てはじきおとす。
「この程度かのう？もっと本気でやって欲しいのう」
マガ爺は俺に近づき俺の体にきりかかった。
