鎧騎士
「騎士やろう。あんたが来たのか」
「ああ。アマスギ様は人間の不始末は人間がつけろとさ。ナンバー3」
騎士やろうと言ったカムの父親がカムにナンバー3という。
「ナンバー3?」
カムは父親に聞くとカムの父親は黙り、代わりに騎士と呼ばれていた男が
「こいつは人間から魔族へと生まれ変わらせた被験体。その序列だよ。ちなみに私はナンバー2だ」
騎士と呼ばれていた男はカムの父親に殴りかかる。騎士と呼ばれているにはやつは鎧を着ているだけで武器という武器はもっていない。
「お前。騎士という割には武器は持っていないんだな」
「ふ。貴様如きが騎士をはかるな。私は私の武器を身につけている。最強の武器であり最強の守りでもあるこの鎧を」
鎧騎士が言うとカムの父親は
「ここは私に任せて城に行くといい。こいつは持久戦に長けた男だから相手にしない方がいい。早く行け!」
「行かせるわけがないだろ!ディフェンス・シールド!」
城の入り口に巨大な盾が現れ俺たちが進む道を阻むがカムの父親が盾に触れカムの父親は盾を武器に変える。
「忘れたか?わしの与えられたスキルを!」
カムの父親が盾をナイフに変換し、鎧騎士に投げつけると鎧騎士は鎧でナイフをはじく。
「お前こそ忘れたか。私のスキル。究極の鎧を」
究極の鎧?なんだその変わったスキル名は
「ザンサク?だったか。よくきけ。わしとやつしてもう1人人間から魔族に生まれ変わった奴がいる。わしたちはもともと七大罪戦ように生まれ変わらせた実験体だ。実用性があればおそらく強い人間がわしたちのようになるだろう。そして実験段階としてわしには武器変換のスキル。やつには究極の鎧。そして最後の1人は」
カムの父親が最後の1人を言う前に鎧騎士がカムの父親に殴りかかる。
「言わせるわけないであろう馬鹿が!それにお前たちは私に殺される運命なんだよ!」
鎧騎士が俺たちに叫ぶとミクロシアが鎧騎士の前に立ち
「それは我のパンチを受けきってから言うのだな!」
ミクロシアは傲慢な自信により強化されている体で思いっきり鎧をぶん殴る。
鎧騎士はミクロシアの攻撃を受けてびくともしない。
「何!」
「私は傲慢に対するスキルであるからな。貴様は自身により自身の肉体を強化できるらしいが私はあらゆる物理攻撃を受け止めることができるんだよ!」
鎧騎士はミクロシアの腹部を殴りミクロシアを吹きとばす。
「ごふっ!」
「この鎧は最強の防御にもなり攻撃にもなる。この鎧の強度は最高クラスの強度。だからこそ貴様には致命傷であろう。なぁ。ミクロシア」
ミクロシアは地面に倒れ気絶していた。