カムのけじめ
「あ、ああ!痛い!痛いよテスラ!」
「騒ぐんじゃないタスラ!だかが片腕だ!まだ片腕ある!そして油断するなよ!油断したら即」
テスラがタスラに話している間にカムはテスラに近づき
「次は足をおくれよ」
カムはテスラの左足を斬り落とす。
「う、ぉ。ぉぉぉ!」
「次はタスラの右足」
カムはタスラに近づきタスラの右足を切断する。
タスラとテスラはカムになされるがままだった。
「ば、馬鹿な。こんなことが。あのカムだぞ?攻撃もまともに当てられなかったこいつがこんな」
「私だって成長はしますよ。あなた方2人が私をみる目がなかっただけです。ではそろそろとどめを」
カムはまずテスラをやろうとテスラに近づくとタスラがテスラの前に片足だけで移動し
「なんの真似ですか?」
「テスラは、見逃して、くれない、か?代わりに俺が、お前に殺されてやるからよ、」
カムは容赦なくタスラの首を刎ねる。
「なぜ斬られる側がそんな上から目線なんです?思わずきっちゃたよ」
タスラの首がテスラの前にまで転がっていくとテスラが
「カム!てめぇは絶対殺してやる。たとえ今死んでもな!」
「不可能なことを言うのはやめてくださいよ。それにお前たち2人が私にしたことに比べればこれほどの仕返しはされて当然でしょ?」
「は?私とタスラはちゃんとあなたを鍛えようとしましたよ!結果を出せないクズなあなたが悪いんじゃないですか!」
テスラはカムに言うとカムは軽く笑いながら
「そうですね。確かに私は戦闘に関してはクズだったかもしれません。ザンサクに最初にあった頃もスキルに頼りきりで攻撃を当てていましたから。そこはいいんです。でもあなたは使えない私に対しひどいことをしたじゃありませんか」
カムはテスラに言うとテスラは
「は?なんのこと?私とタスラはカムに別にひどいことはしていないぞ!」
「私にはしてないかもしれないが私の父親を使いまくったろ。鍛治士だからといって剣がダメになったら父を頼りにして無理をさせまくったではないか」
「お、お前には。カムには関係ないじゃないか!カムの父親になら何されても言わないが」
テスラがカムに叫んでいる間に、カムが手を下すまでもなく急にテスラの首が宙をまう。
「ならばわしには何をされても文句は言えまい」
テスラの背後にでこから2本ツノが生えていて背中に黒い羽、そして下半身からは尻尾が生えている人間の形をした顎髭のすごい男が現れる。
カムは現れた男を見てゆっくり後ろに後ずさる。
「な、なんで。なんであんたが。しかも、その姿」
「ここに。今目の前にあることが事実。それを認めろカム」
カムの前に現れた男はカムに言い、カムは
「父上!なんなんですか!その魔族のような姿は!」
カムは目の前に現れた男に向かって叫んだ。