テスラとタスラ
「うっぐ!」
「あら?仕留めそこねたよテスラ」
「あらら。ほんとだ。どうするよタスラ」
ミクロシアは珍しく地面にうずくまりミクロシアを斬りつけた男はミクロシアに近づいて行く。
俺たちはミクロシアに合流するとカムが
「あ、あんた達は」
「あ、タスラ。カムだよカム。カムがいる」
「なんだとテスラ。カムがいるだと?父親しか利用価値のないカムがこんなところにいるわけないだろ。嘘をつくのも大概に」
テスラという筋肉質の右手に剣を持つ男とタスラという左手に剣を持つテスラより肌が少し黒目の男がカムのいる方をみる。
「本当だ。なぜカムがこんなところにいる」
「それは私のセリフよ。なんで今魔族帝国となったなった帝国にあなた達人間がいるの?」
カムが言うとテスラとタスラは笑いながら
「愚問だなカム。ここに俺たち2人がいることそれが答えだ」
「まさか。あんたら魔族だったの!」
カムがタスラとテスラに言うとまた2人は笑いながら
「馬鹿だなカムは。俺たちが魔族なわけないだろ。ただ見限っただけだよ。弱い人間を。俺たちは強者である魔族につく。それだけだ」
テスラがカムに言うとタスラはテスラの言うことに首を立てにふり頷く。カムがテスラとタスラと話している間に俺はミクロシアに近づきポーションを飲ませる。
「うっぐ。す、まない。我、不甲斐ないところ、を」
「気にするな。真正面からやりあえばミクロシアがやられることはないだろ?それにお前は少し頑張りすぎだ。ここは俺とカムで何とかしてやるから今だけは休んでいるといい」
俺はリュックからポーションを数本取り出してミーナに渡し「ミクロシアを頼む」とミーナに言うとミーナは
「任せてくださいです。ザンサクは私とミクロシアを気にせず暴れるといいです!」
ミーナは俺に言った後俺は「任せろ」とかえす。
ミーナとミクロシアは邪魔にならないようなとこまで離れ俺はカムと話すテスラとタスラに近づく。
「ザンサク。すまないけどこの2人は私に任せてもらえないだろうか」
カムが俺にいうとテスラは笑い、タスラは真顔で
「人に攻撃もまともに当てられない使えない奴が俺たち2人を倒す?は!馬鹿にするのも大概にしなよ。そんなにしにてぇならまっさきに殺してやるよ!」
タスラは右手に持つ剣を大きく振りかぶりカムに斬りかかる。
カムは攻撃が当たる前にテスラの剣を持つ右腕を斬り落とす。
「・・・は?」
「私をいつまでも数ヶ月前の私だと思わないことだ。父親をこきつかった借りを今返してやろう。お前ら2人の命でね!」
カムは次にタスラに近づきタスラの左手を斬り落とした。