アルグレイア城へ
「これは。こいつ、いきなり苦しんで死んだぞ」
俺はコウガの死体を見た後にミクロシアにポーションを渡していう。ミクロシアはポーションを飲みながら
「おそらく遠隔操作の魔法かなんかで始末されたんだろ。城のことを吐いた後に人質のことまではいたのだからな。ザンサク。ポーション助かったぞ」
「いやいや。ミクロシアには結構働いてもらったからなこれくらいは当然さ」
俺はミクロシアに言った後にミーナぬ
「お前のスキルって本当に恐ろしいな」
「そうですか?私はあまり好きじゃないです。やるなら正々堂々と言いたいところですが今の状況だと手段を選んでいる暇はありませんです。利用するものは利用するです。本当はあまりこのスキルは使いたくはないですが」
ミーナは拳をギョッと握りながら言う。
コウガが苦しんで死んだのを見た後に周りにいた雑兵魔族は逃げ出しており、すでに俺たち四人だけしか近くにはいなくなっていた。
「ふ。雑魚どもめ。我が恐ろしくて逃げたか」
「それもあると思いますが期待を寄せていた仮面族の魔族が死んだから流石に敵わないと思って逃げたんじゃないですか?」
ミーナはミクロシアに言うとミクロシアは「ふむそうも考えらるかもしれんな」と言う。
「まぁ敵がいないなら早く行けるしさっきコウガにはかせた情報をもとにアルグレイア城に向かうか」
俺は3人に言うと3人は頷き、ミクロシアを先頭にアルグレイア城に向かう。
数分後城に向かっている道中敵が誰も襲ってこないので俺は不気味に思う。
「妙だな。入り口だとあんなに襲ってきたのに今は誰も襲ってこないとは」
俺が言うとミクロシアが
「ふん。敵さんは頭が良いのであろう。我がいる限り雑魚を向けてもただの無駄なことだとわかるようになったということだ」
ミクロシアが自身ありげに言うとミーナが
「まぁ自惚れすぎだと思うけど確かにミクロシアがいれば敵が襲ってこない理由には少しはなると思うです私は」
ミクロシアとミーナで言っているとやがて城が見えてきて
「あれがアルグレイア城か」
「ではまず我が体当たりで門を破壊しよう」
ミクロシアはスピードを上げて腕を胸の前にクロスさせて突っ込む。
「全くミクロシアは張り切っているですね」
ミーナはミクロシアを見ながらいい、俺も「そうだな」と答える。
「やぁやぁ油断してよくここまできてくれたね」
「ほんと敵がいなくて油断してると思うからやっちゃってあげるよ!」
ミクロシアの前に男が二人現れミクロシアに斬りかかる。
「ミクロシア!危ない!」
「あ?」
ミクロシアが前を向くとミクロシアの体は二人の男によって斬られる。