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勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
第4章 地下牢と目覚め
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スシルタ教会にて

 数十分でスシルタ教会に戻り、俺とカム、アレク殿が中に入るとミクロシアが子供にボコボコにされていた。


「い、いたた!やめなさい!僕を殴るのは!誰ですか!こんな教育をしたのは」


 ミクロシアが殴られながら叫んでいるとスシルタがミクロシアに近づき


「すみません。子供達はできるだけただしく育てているつもりですがどうにもなかなか難しくて。申し訳ありませんミクロシア様。面倒を見ていただいているのに」


「いやいやそんなこと。こちらこそ。僕なんかを住まわせていただいてありがとうございます。スシルタ様」


 お互いにペコペコと頭を下げ合う2人。それを見て笑う子供にペコペコするミクロシアを蹴り続ける子供。


「全く。子供相手にムキになるのはダメかと思って自重していたがいい加減我も我慢できんぞ」


 ミクロシアは子供のすることだが蹴られるのに限界を感じ、スキルを使おうとしたがミーナがやって入りミクロシアに


「もうミクロシア!子供相手にムキになっちゃだめだぞ!」


 ミーナの言葉を聞いてミクロシアは


「ああ。ごめんなさいミーナちゃん!ミーナちゃんの言うことなら何でも聞きますから」


 ミクロシアの目がハートになっている。これはミーナのスキルか?

 俺は教会の入り口でミクロシアがミーナに惚れているのを見ているとミーナがこちらを見て


「帰ってきましたか。ザンサク、カムさん。アレクさんはどうしましたか?」


「あっしは旦那らの後ろにいるでやすよ」


 アレク殿は顔を出してミーナに言う。


「アレク殿。それで紙の内容は教えてはくれないの?」


 ミーナはアレク殿に聞くとアレク殿は


「それは旦那に任せるでやすよ。ミーナは紙の内容が気になるんでやすか?」


「ええ。ミーナだけじゃなくてミクロシアもそのはずです。ですよね?ミクロシア」


 ミーナはミクロシアに聞くとミクロシアは


「はい。ミーナちゃんの言う通り紙とやらの内容は気になります!」


 ミクロシアはハートを目にしながら言うとミーナは


「しまった。ミーナのスキルを使ったままでした。すいません。でもミーナのスキルの強力さがわかったかな?ザンサク」


「スキルの強力さとか言われてもミーナは一体ミクロシアに何をしたんだ」


 俺はミーナに聞くとミーナは


「ミーナのスキルは対象を魅了するスキルです。ミーナのスキルが優秀なのは性別を問わず対象にとれること。だから本来ならあまりミーナは使いたくありません。卑怯なスキルで勝ったと思われるから。そのためにミーナは師匠のもとで魔法の練習をしていました」


 ミーナは自分のスキルを俺に説明した。

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