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勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
第4章 地下牢と目覚め
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旧ギルドにて

「いきなりなんなんだ。お前はよう!」


 俺はリュックから拘束の鎖を取り出し、フローに投げつけるが


「遅い」


 俺が投げた場所にフローはいず、いつのまにか背後に移動していた。


「何!?」


「終わりだ!」


 俺はフローの攻撃をなんとか避け、自動追尾型魔法剣ストレアを取り出す。


「なんだ貴様。弱そうなのにそんな強そうな剣を使うのかよ」


「ふ。使えるならどれほどよかったことか。あいにくだが俺は武器を装備することはできない。だが投げるくらいなら出来るんだよ!」


 俺はストレアをフローに向けて投げつける。

フローに向けて投げたはずの剣が次の瞬間なぜか俺を守っていた。


「・・・は?」


「ちっ。仕留め損ねたか。貴様のその剣、人の気配にでも強いのか?」


「だったらどうだと?それにお前、何故俺が剣を投げて数秒もたたないのにお前は俺の目の前にいる。スキルか?」


 俺はフローに聞くとフローは


「さぁね。それをなぜ私は貴様に教えねばならない。どうせすぐに死ぬんだ。無駄な抵抗をせずに死ぬといい。私のスキルに貴様は勝てん」


 フローは俺に言ったあと斬りかかる。俺はフローの攻撃を避けた後また道具を投げるが、投げた道具は当たらずあるまたなぜか間合いまで詰められいた。


「くっ。こうも時を止められたように近づかれるとお前のスキル簡単に予想ができるぞ。お前は高速で移動するわけでもなくましてや高速で斬りかかるわけでもない。であればお前のスキルは時を止めるスキルだな!」


「ふ、ふふ。よく分かるものだなぁ。まぁ皆大体私の剣筋を見たらわかるから簡単にバレるがその前にしとめて仕舞えばいいだけの話だからな。だが貴様は生き残っているから褒美で教えてやるか。私のスキルを」


 フローは一度剣を鞘に収めると


「私のスキル、3秒時止めは3秒の間私以外の生き物の動きを止める。これは貴様のような自動追尾型魔法剣とやらや道具に意思があるものにはきかない。あくまで人間だけにしかきかないんだよ」


「なるほど。それでさっき俺はお前の攻撃を防げたわけだ。それで剣を収めた理由はなんだ?和解でもしようってことか?」


 俺はフローに聞くとフローは「ふん」とはなで笑いながら


「そんなわけないだろ。スキルがバレたんだ。なら一撃の技で決めるしかないだろ。私の今から繰り出す技は1番スピードのある技。それに私のスキル3秒時止めを使用すれば貴様の首なんぞすぐにはねられるぞ」


 フローは一気に剣を抜いて俺に斬りかかり、俺は自動追尾型魔法剣に首と心臓部に軽い防具をつけフローの攻撃を受ける。

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