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勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
第4章 地下牢と目覚め
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氷魔王将カーラ

「い、今の言葉は本当なのか?カム」


 俺はカーラの言葉を信じきれずカムに言うとカムは


「はい。大魔王なるものは帝国に移動しました。王国の城から異空間?魔法とやらで帝国に移動したようです」


 カムが俺に言うとカーラが


「あんさん大魔王様が目覚めた時寝てでもいらしたん?大魔王様は自ら帝国に移動すると王国の民に王国を去る前に言うたはずやけど」


「すまないな。あいにくその時気絶していてな。全く知らなかったんだよ」


 俺はカーラに言うとカーラは笑いながら


「気絶、とか。あんさんうちを笑わしたいの?そんな見苦しい嘘をつくのは」


「いや嘘はついてないだろう。やつはザンサク。バンとネクラを追い詰めたやつだ」


 笑うカーラにアマスギが言うとカーラは


「は?あんなやつがあの2人をやりましたの?」


「ああ。どう倒したまでかは知らないがこの肉体の男の記憶を辿るとやつはザンサクとか言うやつ。そしてザンサクという言葉は大魔王様より聞いている。大魔王様が言うからには真実であろうと私は思う」


 アマスギがカーラに言うとカーラは


「そう、ですな。おっしゃる通りどすね。大魔王様が嘘をおっしゃるはずありませんもの。すいませんなあんさん。ただな、普通の弱い人間なら大魔王様の威光に恐れをなし気絶しても起き上がるはずでっしゃりますからうちあんたが嘘をついていたと思っとりました。思い違いをして悪かったな。堪忍な人間」


 カーラは俺に頭を下げて謝る。こいつ意外と律儀なやつなんだな。


「さて、それじゃさっさとやりまひょか。アケミアの処刑」


 気を取りなおした感じにカーラは言うとアケミアは


「い、いやだ。やめて!やめてくださいカーラ様!私は私はまだ死にたく」


「そんな死にとうないならうちの言うことだなんと聞いとればよかったんや。アケミアはん。あんたはうちの部下やしちゃんとケジメはつけたらなあかん。分かるな」


 カーラはアケミアの上半身に触れるとカムに


「人間。剣を抜いて少し離れておくんなさいまし」


 カムは言われた通り剣を抜いて少し距離を置いて俺とカムはカーラがアケミアに何をするかを見る。


「フローズン・タイム」


「あ、やめ、い、いやだ!凍りたくない!凍らせないでカーラ様!お願い!お願いですからぁぁぁぁぁぁ」


 アケミアは叫んだまま凍りつき凍りついたアケミアの体をカーラは「ふんっ!」と粉々に砕き、小さい氷のかけらになるくらいに粉々に砕く。


「ふー。さて終わりましたで人間」


「しっかり見届けました」


 カムはカーラに言うとカーラは


「それではうちらはこれで迷惑をかけましたな」


 カーラは手を振って俺たちの前から消えるとアマスギも


「それではいずれあいまみえようか。人間」


 それだけいい残し俺たちの前から去った。


「なぁカム。なぜ俺とお前以外にあの2人のことに気づかなかったんだ?」


 俺たちは街の中央で戦っていたのに誰も驚かないことに俺は驚きカムに聞いた。

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