一か月後のカムの変化
「・・・カム。お前」
俺は男の首をはねた後のカムを見るとカムはこちらを見ずに
「すいませんザンサク。私はもうザンサクの知る私じゃありません。あの日、ザンサクを地下牢に連れて行かれた日から私は変わりました。私はあの日のことをいつまでも後悔し続けています。無実のはずのザンサクを地下牢に行かせてしまったこと。そしてザンサクの声に騙された私自身のことも!」
カムは最後の方を声を荒げながら言う。するとその時手を叩きながら背中に羽を生やした男が
「いやぁ。流石は剣の乙女。いつ見ても素晴らしい手際ですな」
「きたな魔族。バステア達はどうした?」
「バステア?ああ。あの剣聖?とか呼ばれている男ですか。あれは私の上司に任せました。私はねあなたのお迎えに来たのですよ。剣の乙女」
剣の乙女?誰だそいつは?俺が頭を傾げながら男見るとカムが
「すいませんザンサク。どうやら散歩は中断のようです。やつは氷の魔王将の手下、確か名前が」
「おやおや前にちゃんと名乗ったと言うのかな覚えてはいないのですか。寂しいですなぁ。私あなたには名前を覚えられたいというのに」
男はしょぼくれながら言うと1度深呼吸した後に
「私の名はアケミア。偉大なるお方氷の魔王将様のしもべ」
アケミアは名を名乗り頭を下げるとカムは
「ザンサクやつのスキルは厄介です。やつのスキルは氷化。触れたものを凍らせてしまうスキルです。この前奴が戦ったときに説明してくれました」
「いやぁ。名前は覚えられていないのにスキルは覚えているなんて。剣の乙女は私のことが嫌いなのですかな?」
「魔族は等しく嫌いだ。後剣の乙女と呼ぶのはやめろ。私にそこまでの実力はない」
カムはアケミアに言うとアケミアは
「ご謙遜なさらず。私はあなたの腕をかっているのですよ」
アケミアはカムに言うとカムに触れようとするがカムはアケミアの触れた腕を斬ろうとする。
「おっと無駄ですよ。私が手で触れてしまえばいくら剣であろうと凍りますよ」
「安心しなよ。手じゃなくて腕ごと斬ってあげるから」
カムはアケミアの腕を切り落とすとアケミアは斬られた腕を見た後なんら驚くこともなく
「これで満足かい?剣の乙女。それなら私が君にふれて終わらせてもらうよ!」
斬られた腕を掴んでアケミアはカムに近づく
「斬られても動じないなんて流石魔族ですね。それじゃあ」
「あっはぁ。これで剣の乙女の氷像ゲットです!これで私はまたカーラ様にお褒めいただける!」
アケミアが斬られた腕ごとカムに触れようとするがその前にカムはアケミアの体を横に両断し上半身と下半身に分ける。
「・・・へ?」
「隙だらけですよ変態魔族。それじゃ大人しく死んでくださいね」
カムはアケミアの体を両断した後、わかれたアケミアの体を見て言った。