新たな魔王将
「この結界ないなら誰にも邪魔されず一撃でお前を仕留められる。さよならだ。オサム!」
俺は能力開放の結界内でストレアの能力を使いストレアを複数生成し、オサムだったものに放つ。
「やれやれ。一体タガルムは何をしているんだか。大魔王様の目覚めを邪魔させるのを許すなど。やはりやつはまだまだ甘いな」
俺の生成した複数のストレアを全てはじき俺の目の前に現れた体が炎で覆われ腕や足は人間と一緒で目玉が一つだけの男が言う。
「お、お前!何者だ!」
俺は炎に体を包まれた男に聞くと男は
「我は炎魔王将バンだ。大魔王様の護衛に参った」
「炎魔王将、だと。しかしなぜ炎魔王将が俺の結界内に」
「それは貴様が結界を張った際に我が無理矢理入ったからだ」
バンと名乗った魔族は剣を抜いて
「大魔王様の復活の邪魔はさせぬ。我が相手をしてやろう人間」
「く!はぁぁぁぁ!」
俺はストレアを複数生成してバンの逃げ場をなくし一撃で仕留めに行く。
「ふん。この程度で我を倒せると?炎魔王将も舐められたものだ」
バンは俺の攻撃に対し炎の壁をつくりだし
「我に襲いかかる物を焼きはらえ。炎獄壁」
俺の複数生成したストレアは全て燃やし尽くされてしまう。
「な」
「この程度か?人間。準備運動にもならぬぞこれでは。我をもっと楽しませよ」
バンは俺に剣で斬りかかり俺はリュックに入っている道具でバンに応戦する。
「どうした人間。なぜ剣を握らぬ?先ほどのように我に攻撃すればいいではないか」
「残念ながらもっと効率のいいやり方を見つけたからそちらの方法で戦わせてもらうよ!」
俺はゼグラに教わった闇魔法、暗雲でバンの視界を黒い雲で覆い
「ほう。これはなかなかな小細工で」
「くらえ!自動追尾型魔法剣ストレア!」
俺はストレアをバンに投げつけるとバンの握っていた剣が俺のストレアの攻撃を止める。
ばかな。心臓を狙ってしかも奴の視界を奪ったというのになぜ的確に心臓を守ることが
「ふふふ。やはりその剣、自動追尾型魔法剣であったか。まぁこのような結界をはれる時点でおおよその予想はできてはいたがな」
バンは俺の暗雲を燃やした後にいう。
「な、俺の魔法を」
「ああこの程度の魔法なら簡単に燃やすことはできた。すまないな。つまらなさすぎてあえて受けていたんだよ。貴様の剣が自動追尾型魔法剣とわかっただけでも得はしたがな」
バンは俺にストレアを投げ返し、ストレアは俺の体の前でとまり俺の手元に戻ってくる。
「我の自動追尾型魔法剣は熱感知、つまりは熱を感じるものは視界が閉ざされ我がピンチであろうと我自動追尾型魔法剣が我を守るというわけだ」
バンは自分の剣の能力を俺に説明をした。