勇者オサムの異常な強さ
「オサム!何でそんな急に強くなったんだ!俺がパーティー組んでた頃はそんなに強くなかったはずだ!そしてお前の性格上自分から鍛えるとかないからその強さはありえない!一体お前の身に何が」
「うるせぇんだよ!荷物持ちが!俺が弱い?誰がそんなこと決めた?俺はもともと強いんだよ!てめえらが弱すぎるんだよ!」
オサムはまた俺に斬りかかるが今度はゼグラが俺を庇ってオサムの攻撃を防ぐ。
「あらあらん。余裕のない男はモテないわょおん」
「けっ!てめぇみてぇなおかま野郎が王国筆頭魔法使いだなんて笑えるぜ全く。そのくせ強いから地下牢にぶち込んでやったのによう!」
「そうねぇんあなたの間抜けさのおかげであたしは地下牢からでれたわぁん。ザンサクちゃあんに手錠をしないで牢にぶち込んでくれたことに関してわぁん誠に感謝してあげるわぁん」
「ほざけ!」と言ってゼグラも壁に突き飛ばし、ゼグラは突き飛ばされながらも魔法を放つがオサムは剣でザンサクの魔法を両断する。
「な、なんだとぉん」
「この程度の魔法で俺を止めようなどと馬鹿にするのも大概にしろよ!俺は勇者。勇者オサム様だぞ!」
オサムはゼグラに宣言した後ゼグラも壁に激突し気を失う。
「これでこの荷物持ちを庇うやつはもういねぇだろ!」
またもオサムは俺に斬りかかるが今度はミクロシアが俺を庇っておのれの拳でオサムの剣をとめる。
「ちぃ!また面倒な奴を!」
「よう。ゴミ勇者。我が貴様に引導をくれてやろう。この傲慢のスキルにて!」
「うるせぇ!お前の拳なんかに俺の攻撃が止められるかよぉ!」
オサムは何度もミクロシアに斬りかかるがミクロシアはオサムの攻撃を全て拳にて対抗する。
「これだから七大罪のスキル持ちは!」
「ふん。これこそが我が力。そして今まさに貴様を捻り潰すための力よ!」
ミクロシアはオサムに殴り、オサムは剣でガードするがミクロシアの拳はオサムの剣を破壊し、オサムは王の間の自分の座っていた椅子にまで殴り飛ばされる。
「ぐ、こんの、ばけもん、がぁぁぁぁ!」
「我を化け物というなら貴様は人間の中のカスだ。我が親友の痛みをその身に刻むといい」
ミクロシアはオサムに近づくと倒れているオサムに馬乗りになってオサムの顔を殴り続ける。
「あ、が、あ。ま、まて、おれの、はなしを」
「聞かぬ。お前の話は。お前のスキルは人をたぶらかす類のスキルであろう?ならばお前に会話するという隙を与えなければいい。だからこのまま殴りまくられろ。我に」
「な、なんで。何で俺が、こんな、めに、俺は、俺は、勇者、だぞ?なぜ、なぜひれふさない!きさま、らは!」
ミクロシアに殴られながらもオサムは叫び続けた。