マガ爺VSタガルム
「ジジイ。よく笑っていられるな。たしかに私にはその魔剣が当たれば死ぬかもしれないな。だか当たらなければ別にどうということはない」
タガルムはマガ爺の攻撃を避けながら言うがマガ爺は笑いながら
「ふぉふぉふぉ。お主こそわかっておらんな。このマガ爺、勝てぬ相手に戦いを挑むほど無謀ではない。お主なんぞ斬ろうと思えばお主なんぞ簡単に斬ることができる。このようにな!」
マガ爺はタガルムが攻撃を避けた後に高速でタガルムの体に攻撃するとタガルムは「やむを得まいか!」と言ってマガ爺の攻撃を剣で受け止める。
「ほう。これを避けるとはな。魔族にしてはやるではないか。はっはっは!」
「笑い方が変わってるぞジジイ。情緒が不安定野郎かよ。あ?」
マガ爺が余裕そうにしている時にタガルムはマガ爺を睨みつけながら言う。
タガルムとマガ爺が戦っている間俺はゼグラにマガ爺をとめるか聞く。
「先生。マガ爺を止めなくてもいいんですか?」
「・・・そうねぇん。あたしにもどうしたらいいかぁん分からないわぁん。止めた方がいいのか止めない方がいいのかねぇん。マガ爺は負けることはないとは思うけどぉんここであの魔王将さんを倒してもらえればぁんこっちは将来的には楽なんだけどねぇん」
「確かに風の魔王将は先に倒してしまった方が楽だ。だがやつはなぜか勇者をオサムを倒せと言うんだ。おかしくないか?味方であるはずのオサムを倒してくれだなんて。俺はあいつの考えを知り行動したいんだが先生はどう思う?」
俺の考えをゼグラに言うとゼグラはマガ爺に大きな声で
「マガ爺ー。その魔王将は倒しちゃだめよぉん。今はそいつの言う通り勇者を倒しにいきましょぉん」
ゼグラの声を聞いた後マガ爺は剣を納め、タガルムに
「やつが終わりじゃと言うからもう終わりじゃ。本当ならお主ら魔族は等しく斬り殺してやりたいがゼグラの言うことなら間違いはあるまいから今は斬らないでやるのじゃ。命拾いしたのう」
「それはこちらのセリフだ。このままでは貴様が死ぬことになっていたぞジジイ。貴様が相手ならそろそろ本気を出してもいいかなと思っていた時にとめられたからな。命拾いしたのは貴様だジジイ。まぁこれに懲りたら私へ攻撃するのはやめることだな」
2人はお互いに言い合った後2人して顔を反対方向に向けながら俺たちに近づき、俺たちに近寄るとタガルムが
「私もやつの戦闘をとめたということは勇者を倒すことを決断してくれたんだな?」
「決断するも何も最初から倒す気ではいたがただ俺は仲間の安否を外に出て確認したかっただけだ」
「ふん。ならばさっさと勇者を倒して仕舞えばいい。そうすればすぐにでも会いに行けばいいさ。じゃ案内するからついてこい」
俺たちはタガルムに言われてタガルムの後についていくことにした。