傲慢のミクロシア
「素手で殴りかかるとはアホめが!だからてめぇは俺様様には勝てねぇんだよ!ミクロシア!」
魔族はミクロシアの攻撃を済んでのところで止めたあと地面に突き落とす。
「俺様様の名はグライ!大魔王様に仕えしもの!スキルは重力操作!俺様様がてめえらにふれれば、てめぇらは俺様様に跪くしかなくなる」
グライと名乗った魔族は地面に叩きつけたミクロシアを踏んづけながら言う。
「なぁ?あの時も最高だったよなぁ?てめぇを捕らえた日、てめぇの目の前で俺様様がてめぇの親友を重力操作で潰しまくって最後はまっ平になったんだっけか?あれは傑作だったよな!マジで笑ったぜ!人間なんてあっけなく弱っちいもんだとな!ふ、ふふふ。はははははは!」
グライはミクロシアを踏みつけながら言う。
「おっとてめぇら!動くんじゃねえぞ!動いたらミクロシアの顔面を踏んづけてぶち殺す!魔法を使う素振りを見せてもぶち殺してやるよ!ぎゃははは!」
下品な声で笑いながらグライは俺たちにいう。俺はミクロシアが心配だったがマガ爺とゼグラは武器庫の地面に座り込み
「安心しなさぁい手出しはしないからぁん。ミクロシアちゃあんはあたし達より強いのよぉん。それなのにあたし達があんたに手を出そうとしたらあたし達ミクロシアちゃあんの戦いの邪魔になるからねぇん」
ゼグラはグライに言うとマガ爺もゼグラの意見に同意なのかその場で首を縦にふる。
「よかったなぁ。ミクロシア!てめぇのお仲間は白状もんばっかでよぉ!てめぇが死にそうなのに助けもしない奴らだぜ!よかったなぁ!おい!」
グライはミクロシアの顔をトドメに踏んづけようとした時、ミクロシアは自分の顔を踏みつけようとしたグライの足を片腕で握り、そのまま足を握りつぶした。
「な、な、な」
グライは自身の足が握りつぶされたことに驚く。
ばかな。人が簡単に魔族の足を握りつぶすなんて。まさかグライの足はそんなにやわなものだったのか?
「あ、足が!俺様様の片足がぁぁぁぁ!」
「ごちゃごちゃうるさいぞ魔族。あの時は拘束の鎖をつけられ見ているしか出来なかったが今は違う。僕、我は貴様を捻り潰す」
グライは潰された足をおさえながら地面を転がっているとグライのスキルで字面に叩きつけられていたミクロシアはグライに近づき片腕を握りしめると握っていた片腕も潰す。
「あ、ああ!足だけじゃなく腕まで」
「どうだ?体の一部を潰されていくさまは。貴様が我の親友を我の目の前で殺した時、貴様のスキルで我が親友の体を潰したよな?貴様には同じかそれ以上の痛みをくれてやる」
ミクロシアはグライに言うとさらにもう片腕も潰した。
よろしくお願いします!