武器庫
「まずわぁん武器庫にむかいましょぉん」
ゼグラは俺たちに次に行くとこを提案する。
「あたしの武器はたぶぅん武器庫だしぃんマガ爺のも多分武器庫、おそらくザンサクちゃあんのリュックもぉん」
「武器庫にあるというわけですか。わかりました先生」
「ちょいと待った」
俺はゼグラの話に頷いた時アラグラが
「私はここで抜けさせてもらいます」
「はぁ?なんでだよ。お前は七大罪の1人なんだろ?なら魔族と」
「私そういうめんどいの嫌だし地下牢が嫌だったからあなた達についてきただけ。だから地下牢を出た今私の好きにさせてもらうわ。それじゃ」
アラグラはそう言って俺たちの前から去る。なおアラグラが通る道に対し襲いかかる兵士はすべてアラグラのスキルで気絶させられていた。
「まぁあの娘はもとからあんな感じだからぁん気にする必要はないわぁん。あたし達は武器庫に向かいましょぅん」
ゼグラはアラグラの姿が見えなくなった後にいい、俺たちは武器庫に向かった。
敵を斬り殺しながら武器庫に向かう俺たちは数十分後無事に武器庫にたどり着く。
「さてさてねぇん。武器庫にはおそらく勇者の兵士がいると思うわぁん。あいつも馬鹿じゃないならぁんあたし達が武器庫に向かうってわかるでしょうからねぇん」
ゼグラは俺を含めた仲間たちに言うが俺は正直あいつはそこまで考えがないだろうと思っていた。
「ではあけるわよぉん。それーぃ」
ばしこーんとゼグラは武器庫の扉を破壊する。
「おいおい。やりすぎじゃぞゼグラよ」
「あらぁん。ごめんなさいん。力入れすぎたかしらぁん。軽くどついたつもりなんだけどぉん」
ゼグラは俺たちに言う。軽くどついて勢いよく壊れる扉なんて見たことないが
「でもぉん。これでもし敵がいればぁん衝撃を受けてるはずよぉん。勢いよく真っ直ぐに飛んだからねぇん」
ゼグラは俺たちにいい、武器庫に入るとゼグラが飛ばした武器庫の扉が妙にもりあがっている。まるで誰かが下敷きになっているような。
扉のしたじきになっているものを見て急に今まで何かに絶望していた顔でいたミクロシアが
「あ、ああ、あああ!」
頭を押さえて急に暴れ出す。
「ど、どうしたのぉん。ミクロシアちゃあん。そんな怖がるようなものはないわよぉん」
ゼグラは暴れ出すミクロシアに言うと勢いよく飛ばされた武器庫の扉は天井に飛ばされ破壊される。
扉の下からは歯がとんがっているのが特徴の魔族?が現れた。
「ってぇな!俺様様が魔族じゃなきゃ死んでたぜ!ったくよ!」
「あらあら。あれで死んでいればあなたも楽だったでしょうにぃん。さてそれじゃぁサクッとやりましょん」
ゼグラは腕をポキポキ鳴らしながら近づきマガ爺は鞘に収めていた剣を抜こうとすると暴れていたミクロシアは俺たちの前に現れた魔族に突っ込んでいく。
「お前だけは僕の手で殺してやるぅ!よくも!よくもよくもよくも!僕の親友を僕の目の前で!お前だけは絶対に殺す!」
ミクロシアは魔族に向けて思いっきり殴りかかった。