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勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
第4章 地下牢と目覚め
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雷の魔王将

「雷砲!」


 ライはアラグラに向けて技を放つがアラグラはライの攻撃をまた魔法で相殺する。


「ふわぁ。眠たい。本当にだるいわ」


「クソムカつく人間よな。我が攻撃を軽く相殺するとは。我とて人間にここまでされると腹が立つし何より」


 ライが喋っている間にマガ爺は背後から斬りかかり、マガ爺がライに斬りかかった後、ゼグラは魔法でライを攻撃する。


「本当に面倒なのは貴様らよな!このハエどもが!」


 ライはゼグラとマガ爺に雷撃を飛ばす。


「あらぁん。あたし達くらい倒すのは簡単じゃないのかしらぁん。雷の魔王将さぁん?」


「そうじゃよ。人間くらい簡単に殺せるんじゃなかったのか?老いぼれに遅れをとることはないじゃろ?雷の魔王将とやら」


 ライは2人に煽られると2人に対し


「そんなに早く死にたいのであれば殺してやろうぞ。我の雷にて!」


 ライは雷を最初に腕に纏った時よりもさらに纏いゼグラに向けて


「雷王拳!」


 高速の雷のパンチをゼグラに向けて放つ。


「ならばこちらわぁん。サンダー・シールド!」


 ゼグラは雷の盾を出現させライの攻撃を無効化する。


「な、人間如きが我が攻撃を雷の盾なんぞで」


「ごめんなさぁいん。あまりに弱い電撃のパンチだったから雷の盾を出してしまったわぁん」


 ゼグラは余裕そうにライにいい、ライは不敵に笑いながら


「ふ、ふふふ。ふふふふふ。はっはーはっはた!最高だ!最高だよ人間!正直人間なんぞ我が魔族に比べれば矮小な存在と思っていたがここまでできるやつがいようと。見せてやろう。我が本気を!」


 ライは自動追尾型魔法剣を地面に突き刺し


「能力解放・エレキテルワールド!」


 ライが自動追尾型魔法剣の道具としての能力を解放すると俺たちの周りの壁は電撃がはしりだす。


「我がエレキテルワールドは地面に手足がついたりすれば一定の電流が貴様らに流れる。そして我がスキルも解放してやろう。我がスキルの名は黒雷の王。黒き雷は全てをチリへと変える」


 ライの自動追尾型魔法剣の結界の対象にされたのは俺とゼグラ、マガ爺の3人だった。

 え?なんで俺まで入ってるんだ?


「そこのお前!ザンサクとかいうやつだよな!」


 ライが俺を指でさして言う。


「そうだけど。それがどうかしたのか?」


「ふ。我は貴様と戦ってみたかったのだよ。貴様は風魔王将、タガルムから貴様のことは聞いている。やつと引き分けだそうじゃないか」


「い、いやそんな。それに今俺は道具を持ってないからスキルを使えないし」


「あ?貴様スキルを使わないとまともに戦えないのか?それは拍子抜けもいいとこだな。ならば先に」


 ライは俺に雷の速さで近づき


「死ぬといい」

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