バステアは変わらない
ゴブリンを倒した後俺とカムはその日は森に現れた魔物、他のゴブリンやウルフを討伐して行く。
しっかしスライムの王を倒してからほんとにスライムを見かけないな。
そんなことを思いながらも俺はカムをサポートしながらウルフ、ゴブリンを倒して行き、日が落ちる頃俺とカムは王国に帰り、カムとは旧ギルドの外で別れた後俺は1人で旧ギルドにてバステアに報告する。
「お前の言う通り今日一日でかなりの魔物をかったぞ。これでお前の戦力を減らした分は働いたからこれでいいだろ?」
「ふん。まぁ確かに見張りのものからはかなり魔物は減ったと聞いたがお前らにはまだまだ働いてもらわねばらないからな。もっと魔物を狩って戦力になるようなやつがいれば俺によこしてもらわねば」
バステアは俺に命令し俺は「はぁ」とため息を吐く。
「俺の前で普通にため息をつくとは肝が据わってるじゃねぇか」
「肝が座ってるも何もお前のわがままに付き合うのも飽きてきたぞ。ギルドマスターって名前を使うから俺もお前の世話になってるが流石に命はってまではねぇぞ。お前が俺のために命はらねぇなら俺も好きにさせてもらう」
「ほう。なら衣食住は途絶えさせてもらう。構わないな?」
「別にかまわねぇよ。しかしいいのか?それでお前は死んだギルドマスターの遺言はどうするんだ?」
俺はバステアに聞くとバステアは
「別にもう充分果たしたろ。1週間も部屋に泊めてやったんだ。こっちはリスクばかりの生活なんざごめんだ。俺の命令がもう聞けないなら大人しく出ていけや」
バステアは俺の顔面に唾を飛ばした後俺に笑いながらいい、俺は
「今まではギルドマスターのためと思って我慢してきたがもう限界だ。お前らに借りは返したから綺麗さっぱりここから出ていける。それじゃ魔物討伐頑張るんだな」
俺はバステアにそう言った後旧ギルドから出ようとすると旧ギルドから出ようとする前にバステアの部下の冒険者に囲まれる。
「これはなんのつもりだ?バステア」
「俺は勇者オサムとの繋がりは無くなったとはいえどお前の指名手配で勇者オサムにお前を手渡さないなんていついったよ?俺の命令を従っている間は庇うと言ったが俺の、この旧ギルドとの関わりをたつのであればお前はもう俺の敵。だから勇者オサムにも普通にてめぇを差し出す」
ゲラゲラと笑いながらバステアは言う。
「やっぱり根っこはかわらねぇんだなバステア。なら俺がテメェらをここで倒して逆に俺がオサムにお前らを引き渡してやるよ」
俺はリュックから自動追尾型魔法剣ストレアを抜いて構えた。