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勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
3章 聖女編
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魔物狩り

 コンコン!


「はいー。誰ですか?」


「俺だ。ザンサクだ。カム。今からガルダラスの森に魔物を狩りに行こうと言えば行けるか?」


「構いませんよ。ちょうどリハビリをしたいと思っていたので。それでは少しお待ちください」


 カムが言うと俺は


「いや。ガルダラスの森の入り口前で待つからそこで集合な」


「了解しました!では後ほど」


 俺はカムにそれだけ伝えると旧ギルドから出てガルダラスの森の入り口に向かった。

 ガルダラスの森の入り口について数十分後急いでカムが入り口の前にまでくる。


「はぁはぁはぁ。お待たせしました。ザンサク」


 カムは息を荒げながら俺に言う。


「いやそんなに待ってないよ。いくらでも待つのに」


「そ、そういうわけにはいきませんよ。それじゃ行きましょう」


 カムは俺にいい、俺もカムに「ああ」と返事をして森の中に入る。


「今日はウルフとかゴブリンとかの魔物を片っぱしから倒せばいいんですよね?」


「そうだ。あれだけ強い奴らと戦ったんだから今じゃウルフとかは相当油断しない限り負けないだろ?カム」


「そうですね。油断さえしなければ恐らく。ゴブリンやオークは1人だと倒したことはないんですがどれほど強いんでしょうか?」


 ・・・あらためて思えば俺もまともに1人でゴブリンとオーク、倒したことないな。交戦した時はオサムとバステアがサクサクっと倒してたからな。最近になって修が強いことも肌で分かったしどれくらい強いかまではわからないな。ゴブリンとオーク。

 俺は「ふーむ」と考えながら歩いているとちょうどいい感じにゴブリンが現れる。


「やはり想像通り緑の小さい生き物か。身長で言えば人の半分くらいだな」


「小さいゴブリンということですか?」


 カムは俺に聞くと俺は「そんな感じ!」と答えゴブリンは自分を前にしても戦わない俺たちにイラついたのか


「キキィー!」


 持っていた棍棒で襲いかかってくるがカムが足を軽くスパンと切るとゴブリンは涙目で


「キ、キィキィ」


「なんだ見逃してくれとでもいうのか?」


 ゴブリンは俺の言葉を理解しているのか頭を縦に振る。


「ほう。どうやら人並みの会話はできるらしいな。で、見逃して欲しいんだっけ?」


「キ、キィキィ」


「お前は人を殺したことはあるのか?」


 ゴブリンは「?」みたいな顔で俺を見る。


「人を殺したことはあるのかと聞いているんだ。どうなんだ?」


 ゴブリンは俺の質問に対し縦に頭を振る。


「そうか。じゃだめだ」


 俺は石ころを投げてゴブリンを怯ませた後カムが正面からゴブリンを斬り、ゴブリンは斬られた後息絶える。

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