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エルフの森の最強神(ロキシス)  作者: ミュウ
生活編
8/86

エリナの料理

「さて、何を作ろうか?」

材料は大量の肉だったが、正直何を作ろうか悩んでいた。

「昨日はステーキを食べたから、ハンバーグにしようか?」

そんなことを一人愚痴っているとエリナが掌に、“私に任せて“と書いた。

「じゃあ任せるよ。」

そう伝えると、パァッと明るい表情になった。そそくさと厨房に立つエリナを見届けて、ロキシスは椅子に座る。エリナが喋れないので、この時間、余りにも暇なように感じるが、ロキシスはこんな時、カグラと話をしていた。

(ロキシス、任せっきりで大丈夫ですか?)

(任せろって言われたからな。)

(それはそうですが、何か手伝ってあげては?)

(前にそれをしようとして怒られたからな。まだ文字を読めない頃だったけど、凄い剣幕だった…)

(その時私はいませんでしたけど、見てみたかったですね。)

(…楽しんでるな。)

(2人には、お互い幸せになって欲しいですから。)

(…)

そんなことを話していると、料理が出来たらしく、エリナが運んできた。今日もステーキだった。

「いただきます。」

「…」

お互い顔を見合わせて食卓を囲み、食べ始める。一口食べてロキシスが、

「美味い。」

というと、エリナは嬉しいのか更に笑顔になる。それを見て、ロキシスも嬉しくなる。そんなことが、一ヶ月の間続いていた。家が改築完了した後でも、頻繁にお呼ばれしていたからでもあるが、エリナはロキシスの事を常に気にかけてくれていた。2人の間には、繋がりがある。それを知っているのはロキシスだけだったが、幸せな時間が続いていた。

読んでくださっている方々、有難う御座います。

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