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エルフの森の最強神(ロキシス)  作者: ミュウ
ヒューミル編
28/86

ルードとの会話

翌日、ロキシスはルードに石碑の前で昨日あった話をした。

「それでヒューミル族の街を尋ねることにしたのか。」

「あぁ。奴らが友好的か解らないから、俺1人で行くがな。」

「そうか…しかし気をつけてくれ。」

「解っている。寧ろ心配なのはこの村の方だ。」

「…?」

「ティルや男達は、強くなったが更に強い相手を倒したいと考えているようなんだ。サーベルウルフとかをな。」

「それは…危険だな。」

「万が一の事もあるから、注意しておいてくれ。村の家には全てプロテクトをかけてあるから、襲われる心配は無いと思うが…」

「何だ?」

「危険なのは変わりない。」

「トリマー殿を召喚しては?」

「今回は別の、フェンリルを召喚しておこうと思っている。何かあったら一瞬で駆けつけてくれるし、危険察知能力は俺以上だからな。」

「そうか…助かる。」

「後はエリナの事だ。」

「…エリナがどうかしたのか?」

「先日のデミール族の襲撃以降、ロキの気配が強くなっている。もしかすると、自我を失うかもしれない。」

「それは…?」

「ある意味俺の目的はロキとの再会だが、エリナを失う事も許容出来ない。これ以上彼女を危険にさらしたくは無い。」

「…安心して良いと思うぞ。」

「え?」

ルードはロキシスの肩に手を置いて、

「ロキシスが思っている以上に彼女は強い。急にロキ様として目覚めたとしても、きっと彼女もそのまま存在していると思う。それに、我々はエリナがロキ様に変わっても、家族として過ごしてきたのだ。見捨てたりはしない。」

「そうか…そうだよな…」

ロキシスは天を仰ぎ見て、

「本当に幸せ者だな、ロキは。皆から好かれて。」

そうポツリと言った。

読んでくださっている方々、有難う御座います。

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