薫の日常 〜ジジババ会議②〜
まぁ、ベタな話しですよw
多分分かるよ。
見えると思うからwww
「妖夢、料理の腕あげたんじゃない?この肉じゃが美味しい」
「毎日作っていたら、勝手に上がっていくのです」
「幽々子、この酒高いのじゃない?」
「ええ、高いわよ。妖夢に買って来て貰ったの」
僕らはひたすらに食べては飲んで、駄弁っていた。妖夢は紫があなたも一緒にしましょう、と誘い今は混ざっている。
僕らの前に並んでる料理は
白米、味噌汁、サンマの塩焼きはそれぞれあり、机の真ん中に大きな皿がいくつかあり、いくつか取り上げると
まずは肉じゃが、それに鍋、さらにはおでんなどなどたくさんある。
紫がさっき言った通り、酒がたくさんあるんだけど全部なかなかの高級な酒だ。高級酒はもうさっきから皆ゴクゴク飲んでいて、それでも底をつきそうにない。…いくらしたんだろうか、全部で。
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「「「「ごちそーさぁぁぁま!」」」」
はぁぁい!みんなぁぁ!
見て分かるとおもうけどぉ!
出来上がってまぁぁぁす!!
皆出来上がってるよ!
結局、ご飯は全て食べ、酒は底をつきた。その頃には皆出来上がってたってわけさ!
「美味しかったねぇ。妖夢ったら良い飲みっぷりだったね」
「……ゆ、幽々子様ぁ。す、すいませぇん。わたひまでこぉぉぉんなに飲んでしまってぇぇ…」
「良いのよ、妖夢。たまには」
「…ダメ、お風呂入りたい…」
「僕も!風呂ぉ!」
「そーねぇ、ならお風呂はいりましょぉか」
「……私達は三人で入るから、薫はここで待ってて…」
「えぇぇぇ!僕も一緒でいいじゃんんん!」
「…ふ、普段冷静な薫様が…。酔うとこうなるんですね…」
「えぇ、薫はかなり性格が変わるわ。幻想郷一よ。ね?幽々子」
「昔からの事よ。…薫は待ってて。入っても良いけど霊夢に言うよ?」
「……………待ってます」
「よし、その後入ってね。よし行こ、紫と妖夢」
少女入浴中……
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少年入浴中……
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「さっきはすいませんでした」_| ̄|○
「お風呂入って酔いがさめたのね」
「うん、さっきはとんでも無い事を…」
「ま、良いのよ。元々、薫は変態だって私も紫も知ってる」
「っく……………」
さっきはとんでも無い事を言ってしまった…。僕って酔ったら性格が一変するんだよねぇ…。
風呂に入った僕らは皆酔いがある程度さめた。妖夢はそれでもつらかったらしく、風呂から出た後寝てしまった。…そりゃさ?僕だって男だしさ、女性と混浴したいって思うのは仕方が無いじゃないか…。
「…全くそんな欲望丸出しにしてたら彼女も彼も怒るわよ?」
「ちょ、ちょっと紫…」
「…」
………
「…薫。まだナヨナヨしてるの?」
「…もう、してない」
「なら、何でそんなに悲しそうなの?」
「…」
「そろそろ乗り越えないと、それに会えるじゃない、触れたり会話は出来ないけどさ」
「分かっている」
「…紫…」
「幽々子、大丈夫よ。こいつも昔ほどじゃない」
「まぁ、心では会う事は出来るからね」
「…ねぇ、あの子達元気?」
「…今は僕の中で寝ている」
「…そう。心では?」
「…心でも寝ている」
「何年くらいかしら?」
「覚えて無いけど、僕の覚えでは10年以上だ」
「…」
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(幽々子)
さっき紫があの子達の事を話した時は焦ったわ…。…でも薫もそこまでは凹んでないようね。凹んでるけど昔ほどじゃない。
10年前…。アレか…。
霊夢がまだ小さい時の頃の…。
…おっと危ない危ない。
…私は紫と薫を昔から知っている。だから彼が彼女が今何考えているか分かる。
おそらく紫は薫への、そーね。試験みたいな事をしてる。心がちゃんとしているか確かめてるのよ、きっと。
薫は今、多分後悔やら何やら感じてるけど、かなり我慢しているようね…。発狂したい気持ちは分からなくもない…。
私も話したい事あるのに話すタイミング失ったじゃない…。
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(薫)
…紫の質問責めが終わり紫と幽々子が席を外し、俺は…僕は一人酒を飲んでいる。
わかってるんだ心にもいるし、会話も心では出来る…。だけど触れれない、そこにいない。それだけでもう…………。
…この事を知ってるのは紫、幽々子、妹紅、輝夜、永琳だ。
いつか、話さないとな。皆に。
いや、話さないといけないんだ。僕は。
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「じゃあね。帰るよ」
「ええ、霊夢によろしく言っといて」
「また、ご飯食べに来てよ」
二人はすぐ帰ってきたので、僕は帰る事にした。何故ってそりゃ、今は朝。つまり、夜もぶっ通しで酒を飲んだのだ。こりゃ霊夢に怒られる!って事で早く帰る事にしたんだよ。
…………はぁ、夢想封印飛ばしてくるんだろうなぁ……。
途中何書いてるかわからなくなっちゃった。
本編まであと2話。