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東方博麗物語  作者: モノの消しゴム
日常編
5/16

薫の日常 〜紅魔館②〜

間が空きました!

すいません!

「ここがお嬢様の部屋です。くれぐれも無礼の無いよう」


そういうと咲夜はパッと消えた。


さて、僕は今レミリアの部屋の前にいる。な、何か緊張するなぁ。まぁ、一度だけだが会った事もあるし、大丈夫だ!


コンコン…

「レミリアぁ、来たよぉ」

「おぉ!やっとか!早く入れ!」


中から元気そうな声が聞こえた。それを聞いて僕は緊張なんて吹っ飛んだ。失礼しまぁす、とだけ言って僕はレミリアの部屋に入った。


「おぉ…」


僕は感嘆の声を出した。以外と綺麗な部屋だった。吸血鬼だからか知らないが赤が目立つ部屋で、カリスマ性に満ちている…と一見見えるが、ちゃんとベッドには可愛らしいぬいぐるみとかがちゃっかり置いてある。そう。何か、何かこう……


「良いね」

「そう?ありがとう」


僕が褒めるとレミリアは少し頬を紅く染めながらそう言った。


「で?宴って?そもそも何の宴なんだ?それに何で僕が呼ばれた?」

「あぁ、それはまだ私達は幻想郷に来てあまり経ってない。だから、その…こう………幻想郷来たぁ!イエェェェ!……的なノリで宴をする事になったのよ」

「ほう…。で?何で僕が?」

「それは何かこの幻想郷で一番強いらしいじゃない?だから何と無く誘っちゃおってなったわけよ」

「成る程」


要するについでに僕は呼ばれたのだろう。複雑な気持ちだ。


「宴はもうすぐ始まるから、それまで此処でゆっくりしておけ」

「うん、分かった」




****



しばらくレミリアと駄べった。それはもう普通の世間話だ。主に霊夢の事だったけど。レミリア、霊夢にボッコボコにされたの少し根に持ってるかも…。


「お嬢様、薫様。宴の準備が整いました」

「ふぁぁい!?あ、咲夜か…」

「ん。では行こう」


い、いきなり出て来られるのはやっぱりビヒるなぁ…。レミリアは平然としてる。う、羨ましい…。



****


レミリアの部屋を出て、三人で廊下を歩いている途中で僕はふと思ったことを聞いてみる。


「ねぇ、他にも紅魔館に人いたでしょ?確か紫みたいな人とかレミリアみたいな人とか…」

「紫みたいなって…。パチェも酷い言われようね」

「ええ…」

「ん?」

「こっちの話よ。…ええ。確かにいるわ。多分先に会場にいると思うけど。咲夜?」

「はい、妹様とパチュリーとコアは先にいます」

「ねぇ、美鈴は?」

「薫様…。察して下さい…」

「やっぱり?」

「はい」


美鈴…。もう寝ない事だね。自業自得ってやつだよ。まぁ、一応言っといてあげようか。







「…ドンマイ」




****



「ここが会場です」


僕は今日何回目か分からないけど驚いていた。紅魔館のでかさに驚き、中も広くて驚き、咲夜の瞬間移動には二回驚いた。で、今回は何に驚いたか。それはあまりの豪華さ。ワインはもちろん、何か肉に野菜が入っていたり、美味しそうなご飯がいっぱい……


じゅるり………


こ、これは美味しそうだわ。うん。これはヤバイわ。洋風の料理は始めてだけど、これは本当に美味しそうだわ…。


と考えていると、


「おーい、カオールー!」


会場の奥から元気な声が聞こえてきた。そこを見てみると、元気な金髪なコとひ弱そうな紫色のコとその横にいる羽のはえているコ。前の宴会で全員見たけど、名前を忘れたわ…。


「やっときたんだね!待ちくたびれたよ!」

「ん?お、おう、悪い…」

「…あなた。私達の名前忘れてるてしょ?」


こ、この紫のコ。す、凄い…。少しどもっただけで見抜くなんて…。


「えへへ、ゴメン。その通り…」

「はぁ…。やっぱりね」

「え!?忘れてたの!?酷いなぁ!私の名前はフランドールスカーレット!フランで良いよ!」

「ん。よろしく、フラン」

「私はパチュリーノーレッジ。パチュリーかパチェで」

「じゃあパチュリーで」

「私は小悪魔です。コアって呼んで下さい」

「はいはい、よろしくね」


僕らは自己紹介をした。まぁ、相手は僕の事を知ってるから僕はよろしく、ってしか言ってないけどね。


「さて!薫も来たしそろそろ宴会をはじめましょうか!」


「お姉さま!早く食べたい!」「お嬢様、私お腹がすきました」「レミィ。早くして」「パチュリー様何食べますか!?」「洋風のご飯、洋風のご飯…」


「あーーー!静かにしてぇ!」


「「「「「いただきます」」」」」


「あーー!もう!食べちゃうわよ!」


それから楽しい紅魔館の宴が始まった。


そろそろ本編に入りたいけど、まだのほほんとしたのを続けまーす。

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