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東方博麗物語  作者: モノの消しゴム
日常編
2/16

薫の日常 〜慧音編〜

日常編って事にしました。


改訂しましたよ!


目が覚めると外が明るい。

明るい……。

てことは昨日の宴会で飲み過ぎて寝落ちしたのか。途中から記憶が無いし間違い無いだろうね。というよりさ……


「………皆、片付けてから帰ってよ!!」


てよ!、っよ!、っよ、よ、yyy……


虚しくこの誰もいない空間に響くけど、叫ばずにはいられない。辺り一面酒瓶のカラやら皿が散乱してるわでもうヤバイ。


くそっ、皆飲むだけ飲んで帰りやがって片付けてから帰れよ、と心で愚痴りながら片付けてる僕。こう見えて僕は綺麗好きだからね?こんな風景を見てしまっては掃除するしかないじゃないか。






と、ある程度片付けてから思い出した。


「あ、霊夢……」


僕らは毎朝先に起きた方がまだ寝ている方を起こす、というルールがある。それを思い出した僕は霊夢を起こしに行かないといけない。掃除に集中して忘れていたけど。


しかし、このルールには特別な場合は起こさなくて良いっていうのがあるのだけど、その特別な場合ってのが、宴会の次の日だ。宴会の次の日にまだ寝たいのに人に起こされたら腹が立つし、宴会の次の日くらいはゆっくり寝ようとの事でこういう事がルールに追加された。


でも、これはなぁ……。恐らく霊夢も昨日寝落ちしたかもしれないから、まだ寝たいかもしれないけどさ………。この惨事を見たら驚くだろうし。それにそろそろ一人じゃ疲れた。もう、昼だし、起こそう。後で誤ったら許してくれるだろう。僕は霊夢の部屋にむかった。


そして、フスマを開けて……


「霊夢〜、霊夢〜、霊夢〜。ちょっと宴会場がって、○÷÷×・$→☆:×#÷〆\々€!?」

「………。んん?なーに?薫?てか今日は起こさなくて良いんじゃ……、っ!?」


今、僕の目の前の事を話そうか?


裸の霊夢が布団の上で寝ている。


しかも布団かぶってないからその……まぁ、見えるわけだよ。


さて、どうしようか。


ん?何で冷静なのかって?

はっはっは、冷静のフリしないと勢いでその……あの大泥棒の流犯の得意技、流犯ダイブを霊夢にしそうになるからねって今はそんな事考えているヒマはない!


まずは現状を把握した顔を真っ赤にしながら上と下を隠している霊夢を弁解しないと!


「な!?な!?」

「いや!!これは、不可抗力というものだ!見るつもりは無かったし!?そもそも娘でもあり、孫であり、弟子のお前の全裸を僕が見たいと思うと思うか!?」

「くっ!……こ、こ…」

「え?何で?何でさらに怒ってるの?え?何でそんなに霊気出してるの?え?」

「この鈍感破廉恥クソヤロウ!!!」

「ってうわ!?」

「もう遅いわ!霊符「夢想封印」!!!!」

僕は意識を手放した。


****



「ごめんなさい_| ̄|○」

「ったく。私もやり過ぎたわよ。ごめなさいね」


僕は目を覚まし、そしたら服を着た霊夢が恥かしさか怒りか分からないけれど顔を真っ赤にして座っていて僕は謝っている、という状況。


「………で?ルール無視して私を呼ぶって事はそれなりの理由があるんでしょう?」

「ああ!そうだった。実は……」


僕は霊夢に皆が散らかしたまま帰った事とそれの掃除を手伝ってほしいとか話した。


「うん。じゃあね」

「おk。じゃあ掃除って、え!?何で?」

「え?面倒だから」

「そんか事言わずにさ?ね?手伝って!?お願い!」

「………はぁ。まぁ、いいわ。手伝ってあげるけれど、その代わりに」

「………な、何でしょうか?」

「掃除が終わったら人里に行って酒を買ってきなさい。高いのね」

「はぁ、もう。良いよ」

「やりぃ〜!よし!なら、早く終わらせましょ!」


霊夢は目をキラキラさせて、掃除を開始した。全くまだまだ霊夢は子供だ。あんなに目を輝かせて……。







「こ、こんなもんかしら?」

「う、うん。以外とつかれたね」


やっと終わったと思ったらもうお菓子を食べる時間になっていた。くそ!あいつら〜!今度宴会したら絶対片付け手伝ってもらうぞ!


こ、こんなに疲れるとは……。でも!今から霊夢のごはん……。霊夢のごはんは絶品だからなぁ!疲れが全て吹き飛ぶぞ!


「はぁ、私は二度寝するわ」

「え!?寝るの?ご飯は!?」

「夕ごはんを多く作ってあげる。だから夜まで待ちなさい」

「えー」

「薫?」

「うー、分かったよ…」

「子供か。全く私の親は…」

「じゃあ、約束の酒、買ってくるよ」

「おー、高いのね〜」


そう言うと霊夢は自分の部屋に帰ってしまった。


はぁー。僕の財布やーい、調子はどうだい?おお、なかなか太ってるね〜。ごめんね、今日でキミはガリガリになっちゃうからね〜。

…………トホホ




****



おーついた人里。久しぶりだなぁ。3年ぶりだなぁ。あれ?あんな店あったっけ?。


……………。はぁ、金が……。まぁ良いか。娘のためだし、ついでに何処か遊んで帰るか。夕飯までまだ時間あるしね。


「おお!薫ではないか!」

「あっ、慧音。昨日会ったけど……。人里で会うのは久しぶりだね」


この人は上白沢慧音。寺子屋の先生でもあり、ここの人里を守っている一人。僕の友人だ。人間の姿を今はしているが、彼女も立派な妖怪だ。


「薫が人里に来るのは珍しいな。何か用事か?」

「ウチの娘が高い酒を買ってこいと………」

「そ、そうかそれは気の毒に…」

「あれ?もこたんは?」

「あぁ、妹紅か。あいつは竹林で…」

「お、おお。またか…」


もう一人ここの人里に僕には友人がいるのだが、また紹介するとしよう。


「で?慧音は何してるの?」

「私は八百屋に行く所だが」

「なら、一緒に行こうよ。八百屋と酒屋って近いし」

「え!?お、おう。そうだな。そうしよう!」

「え?どうしたの?いきなり大きな声を出して」

「な、何でも無い!早く行こう!」

「お、おお…」


僕は慧音と一緒に酒屋に向かう事にした。



****



僕が最後に人里に来たのは3年前。何で来なくなったかと言うとただ単に霊夢があの頃から買い物を自分でするようになったから。それまでは僕が買っては作ってたんだけど。


「慧音は今日何にすんの?夕飯」

「そーだなぁ。今日は妹紅が暴れてから帰って来るから肉じゃないとなぁ……。でも野菜も食べないといけないし……。うーん…」

「鍋とか?秋だから丁度じゃない?」

「む。そうだな鍋にでもするか」


そんな会話をしながら慧音の買い物を済ませた。ネギや白菜などを買っていた。……僕も鍋が食べたいな。霊夢に頼んで鍋にしてもらうかな。


「待たせたな。では酒屋に行こうか」




****




「高いのってさ……。こんなに高いの?」

「……薫。そろそろ現実を受け止めろ……」

「うぅぅ〜〜〜……」


だって!!酒自体が高いのにその中でも高いのを買えって!見て?これ!さっきの慧音の買い物の総計よりも高いし!それにそれの3倍はあるし!


くそ!霊夢め……。今になって腹が立ってきた。次の修行はボコボコにしないとね……。フフフフフフ……。


「……どうするのだ?買うのか?買わないのか?」

「……ま、買うけどさ。娘の願いだし」

「……親バカめが」

「じゃかましい」


結局僕は一番高いのを買ったよ……

……トホホホホホホ_| ̄|○














アドバイスのよろしくです。

慧音さんトージョー!

もこたん……早く出したい……


流犯って誰の事か分かりましたか?

流犯の別名は、流犯三世って言うらしいですよw

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