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東方博麗物語  作者: モノの消しゴム
妖々夢編
12/16

もーしかしてだけどーこの異変の犯人って幽々子なんじゃないのー?


最近寒いですね。

体に気をつけてくださいね。


「「おっじゃましまーす」」


僕達はマヨヒガに入った。もうここしか頼れる所ないし。


「………誰もいないね」

「そうね」

「でも片付いててキレイだし。人がいたのは間違いなさそう」

「………もう少し奥にいきましょ」

「うん」


僕達はマヨヒガの奥に行く。





……………………。





「………いないね」

「そうね」

「ここに人がいない…頼れる人がいないって事か…」

「…もうこの森から出られ…いや、出るのが困難ね」

「そ、そうだね」

「今、私達は異変解決しに行ってるのよ?」

「…はい」

「こんな所による時間なんかホント言うと無いの」

「はい…」

「…分かってる?………薫?」

「はい」


ヤバイよ。ヤバイ。霊夢の目がかなりヤバイです。これはなかなか怒ってる。…子供達風に言うと「激おこプンプン丸」…な状態。


……頼むよ。誰か!来てくれぇ!






ガチャ…



「……ん?誰かいるのか?」







……キタァーーーー!!!!


玄関から人の声がした。恐らく外に出てて今帰ってきたのかな。…何にしても良かったぁ…。


「…薫。良かったわね。顔、すごく嬉しそうよ」

「そりゃ、嬉しいさ。…命の危機を救ってくれたんだし…………」

「…………はぁ。全く…。んじゃ、私が見てくるわ」

「僕も行くよ」

「…待ってて。薫。あんた初対面の相手だとキョドってキモいから」

「…ぐっ」


そう。僕は、子供達風に言うと「コミュ障」ってやつなんだ。初対面の人には緊張してしまう事が多く、上手く話せなくなるのだ。霊夢は言ってるけど、キョドってはない。言葉数が減るだけだよ。…キモイってのは、少しヘコむなぁ……。


「分かったよ…」

「ん。待ってなさい」


霊夢は玄関の方へ歩いて行った。玄関から僕の姿は見えない。もちろん僕からも見えない。もしも霊夢が危険な目にあうような事があったら、いつでも行けるようにしておかないとね。


「…あれ?二人いたの?」

「…そうだが、そんな事はどうでも良い。何故ここにいる?」

「私達迷ったのよ。そしたらここに着いてて。人に森を出る方法を聞きたかったし、玄関開きっぱなしだったし、勝手に入ったの。…勝手に入ったのは謝るわ」

「いや、それは良いんだが…。…橙。ダメじゃないか。きちんと戸締りしないと…」

「ひぅぅ…。すいません…。藍様……」

「うん。可愛いから許す!…………達?今、お前私達って言ったか?」

「ええ。私以外にもう一人いるわよ。奥に」

「……何故来ないのだ?」

「コミュ障だから」

「そ、そうか…」

「藍様。こみゅしょうって何ですか?」

「それはね…………」


………コミュ障って言うなよ、霊夢…。


それより、この二人。知ってる人だし、出て行って良いよね?


「迷ったなら、道案内をしよう。お前、名前は?」

「博麗霊夢よ」

「…博麗?ま、まさか奥にいるもう一人って…」

「やぁやぁ、僕だよ。久方ぶりだね。藍に橙」

「…え?何?知り合い?」

「うん。思いっきり知り合い」


藍と橙。結構会っている仲。


八雲紫の式、八雲藍。彼女は九尾で最強の妖怪。昔はよく彼女の尻尾を枕にして眠っていた。霊夢が大きくなってからはさすがにしてないけど。


橙は藍の式だ。橙の特徴は可愛い。いや、割とマジで可愛い。女の子としてじゃなくて、動物に向かって言う可愛いと同じ可愛いだけど。可愛いため藍が溺愛している。…さっきの会話からすると橙がこのマヨヒガの管理者的な立場なのか。


「な、何故薫様がここに?」

「いや、ほら。これ異変だろ?」

「え?あーはい。どう見ても異変ですね」

「解決しに行こうとしたら、森に入ってしまってそのまま…」

「…あー。成る程。そう言う事でしたか」

「あ、薫様〜。久しぶりです〜」

「橙。久しぶりだね」


僕は橙の頭を撫でた。…妙に霊夢の視線が痛いのは気にしないでおこう。


「えへへ…」


橙は気持ち良さそうに目を細めた。か、可愛いな…。霊夢の視線がブリザードの如く冷たいのは気にしないでおこう。


「…ねぇ。藍…だっけ?」

「ん?どうした?」

「何で、薫を様付けで呼ぶの?」

「あぁ、紫様のご友人だからだよ」

「…紫様?」

「私は紫様の式だ。橙は私の式なんだよ」

「あいつに式がいるのはしってたけど、あんただったのね」

「うむ」


霊夢と藍の会話が終ったらしい。少し僕は藍に聞きたい事があるから聞こうか。


「…ところで藍」

「はい?どうしました?」

「この異変さ。もしかしてだけど……冥界が原因かな?」

「…薫様もお気付きでしたか。はい。恐らく冥界が原因……否、幽々子様…ですかね」

「…何やってんだ、アイツは…」


ちょっと前から何と無く気付いてたんだけど。やはり原因は冥界か。幽々子の奴め……まさかと思うけど………


「薫様……早く行った方がよろしいかと……」

「あぁ、あの木が満開になれば面倒だ」

「私は良く知らないのですが、アレは何なんです?」

「…紫から詳しく聞いたら良いよ」

「…はい」

「……お取り込み中悪いんだけど、何二人で納得してるの?私にも教えなさいよ」

「…とりあえず原因は冥界だよ」

「あ、冥界?となると幽々子?」

「うん」

「へぇ、あのただの食い意地張ってる奴が異変ねぇ」

「幽々子も酷い言われようだなぁ」


僕は苦笑いしながらも内心焦っていた。…この異変早く解決しないとね…


****


「ありがとう。おかげで外に出られたわ」

「いや、良いんだ。それより早く…」

「うん。そうだね」

「薫様〜、霊夢〜。頑張って下さいね〜」

「ええ」

「うん」


僕達は冥界へ向かう。今度、藍と橙に何かお礼しないとな。


****


森を出て飛ぶ事数十分。僕達は魔法の森近くまで来ていた。


「そろそろ、冥界の入口だよ」

「…ん」


もうすぐ、天空に冥界の入口が見えるハズだ。早く幽々子を止めなくては…。


「…あら?カオルンに霊夢じゃない?」


そこに後ろから聞き慣れた声が聞こえた。聞き慣れているからすぐに誰か分かった。


「アリス…。こんなところでどうしたの?」

「そのまま返すわ。こんなところでどうしたの?」

「いや、異変解決しに行く所だよ」

「…成る程ね」

「だから、早く行かないと…。時間が無いんだ。んじゃアリス。また…」

「…ちょっと待ちなさい」


僕達が立ち去ろうとすると、アリスは僕達を止めた。振り返ると何やら向いて腕を組みながら何か考えているみたいだ…。しばらくして僕達を見て。


「…これからあなた達は戦闘をしなくちゃならないのよね?」

「ええ」

「まぁ、多分ね」

「なら、準備運動がてらに私と勝負していかない?」

「はぁ?」

「え?」


何かアリスがとんでも無い事を言い出したんだけど…。


「…だから時間が無いってさっき薫が言ったじゃん」

「…アリス?話聞いてた?僕達時間が…」

「なら、霊夢は先に行ったら?私はカオルンと戦うから」

「いや、意味が分からないんだけど…」

「ぶっちゃけると、ただカオルンと弾幕ごっこしたいの」

「今?」

「ええ、今よ」


…どうしようなぁ。もうすぐ冥界につくのに…。霊夢を一人冥界に行かせるワケいかないしなぁ。


「…霊夢」

「…戦うの?」

「すぐ終わらせるから、そこで見てて」

「…分かった。すぐよ?」

「ふふ…。舐められたものね」

「さて、アリス。さっさとやるよ。時間が無いんだ」


僕達は体を構える。どちらもすぐに動ける状態だ。…まぁ、長い付き合いだし、どのくらい強くなったか見てやるか…。


「さて、ではいかせてもらうわ…」

「…どのくらい強くなったか僕が直々に見てやるよ」

「それは光栄ね」


アリスはクスッと笑うと、すぐに笑いを引っ込め、宣言する。


「咒詛「首吊り蓬莱人形」。いきなさい、ホーライ」

「ホラーイ!」






最近書きながら、自分の小説って面白いのか不安になってきます。

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