表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一蓮の華  作者: サニー
1/1

私を忘れないで...

こんにちは(゜▽゜)/

サニーです!!


今回、このケータイ小説投稿お初です!!

キンチョーします(^-^;


まだ、書きはじめたばかりなんで青臭いところとかあると思いますが暖かい目で!!


そして、アドバイス的な物をくれると無茶苦茶喜びます(*゜ー゜)v


めんどくさいと思いますが

「しょーがねーなぁ...

書いてやるよ!!」キラーン みたいなノリでもOKです(`▽´ゞ



まぁ、よろしくお願いします八(´∀`*)




−プロローグ−−−−−




あの方は今

何処にいるのだろう...




この広い

日本のどこかで

私と同じ景色を

眺めているのだろうか...

今日の景色は

丸い月夜です




また

あなたに会いたいです...

あなたに

会うためならば

山をも谷をも

越えられるでしょう...




あなたは

何処にいるのですか





いく日も

くる日も


あなたを

忘れる日はありません



どうしたら

あなたを忘れられますか



どうしたら


この思いは

とまりますか




この思いは...

いくら押し込んでも

水のように...



溢れ出ます





この流れを

とめようと



何度

立ち止まった

ことでしょう





この思いは

痛くて、

苦しくて、

つらい...





でも...






あたたかい










あなたは

何を思って

いますか??

−壱輪目−−−−−−−

***********************


「あ−−ずーーーさ!!」



「‥‥‥‥ふぁ‥‥??」



ーぽんっ


梓の肩に架奈の手が飛んできた

梓の寝ていた机は梓の体温で少しばかり暖かった


「あんた、また寝てたで しょー??

よく堂々と先生の前で寝 れるよね??」


「ん?‥‥‥」

「だーーー!!

まーだ、寝ぼけてるよこの子はー!!」


「架奈は元気だね‥‥」


あまりの架奈の声の大きさに梓は耳を塞いだ


「ねーーー!!‥‥由!!

あんたからも言ってやっ てよ!!」


架奈が話し掛けた先には梓の後ろの机で静かに本を読んでいた由がいた


といっても、梓と架奈には難しすぎて何の本を読んでいるかわからないが‥‥



「別に‥‥‥

いいんじゃない??

人の人生だし‥‥

あれこれ口出しするも

んじゃないよ」


「でた!!由のクール発言

やっぱ、できる人は違うね」


「そういうもん??

てか、由もああ言って るんだしいいじゃん」

「うっ!!

あたしは梓のためを思 って言ったのに」


「あっそ

あたし、帰るは」


「ん??帰るの??」


「なにをーーー!!

エスケープだと?!」


「なんか悪い??」


「いや!!悪くない!!

あたしも連れてけー!」


「じゃっ、あたしも」


そう言って由は立ち上がった


架奈も荷物を取りに自分の席に行った



そして、3人はいつもの様に学校を抜け出した


だが、3人の前にはいつもと違う出来事がおきた




*



「学校出たはいいけど、どうする??」


「どうするって??

いつもどうり帰るんじゃないの??」


「たまには、遊びいかない??」


「やだ」


架奈の問に由は即答した


「なんで、なんで、なんでーーー???」


「帰ってやることあるから」


「ちぇっ‥‥‥

つまんないのー」

「架奈、暇なら学校いればよかったのに」


「やだよー

あたし一人でいるなんて

、梓の意地悪」


「なっ!!

別にそういう分けじゃ‥‥‥‥‥‥あ!!」


梓の声があがったかと思うと架奈の手にはさっきまで梓が持ってた手提げがあった


「それあたしの!!」


「どうせあたしは暇人だよー‥‥‥だから今遊んであげて」


「はぁーー‥‥‥

何してるんだか‥‥‥」


「由のもあるよ」


そういうと架奈は手に持った本をひらひらと見せびらかした


「‥‥‥いつの間に‥」


由の声は静かだったが明らかに怒気がこもっていた


それを知ってか、知らずか架奈は楽しそうに顔をニヤつかせている


「これがほしけりゃとってみな!!」


その声とともに架奈は走り出した

実に楽しそうだったがその顔はすぐに真剣な表情になった


すぐ後ろに、梓が迫っていたからだ‥‥‥


梓は頭は悪くても運動神経だけはずば抜けいた


中学、入ってすぐにいくつもの運動部からスカウトがあったほどだ‥‥‥


一緒に走り出した由はもう後ろの方にいる


「まーーーてーーー!!!」

「ギャーー〜〜!!!!

捕まるかーーー!!!」


後、ちょっとで手が届くところまできた‥‥‥



その時だった‥‥‥



架奈が急に梓の視界から消えた


正確には架奈は勢いのあまり前につんのめりこけた


そこに、梓がやって来てそのまま急ブレーキをかけられず前方に転がって行った


「ーー!!!

あ、あぁ!!」


『梓!!!』


二人の声が聞こえたかと思うと梓の視界はグルグルまわりだした


そして、強い衝撃が頭に響いたかと思うと、そのまま目の前が真っ暗になった


***********************




「‥‥ぁず‥‥‥

‥あ‥‥‥さ‥‥‥

‥‥‥‥あず‥さ!!」


「ーーー!!!」


二人の声で梓は目が覚めた


まだ、うっすらとかすれる梓の目には二人の心配そうな顔が見えた


「梓!!大丈夫か?!

このまま起きなかったら病院に連れてこーかと‥‥‥‥」


「‥‥‥??

あれ??‥‥‥あたし、どうしたんだっけ??」


「架奈との鬼ごっこで架奈とあんたがこけて‥‥梓はそのまま目の前の空き地の坂にすっ飛んでいったんだよ‥‥‥

んでもって、ここがその坂の終着点‥‥‥OK??」


見渡すとそこは林と言っていいぐらいに木が生い茂っていた


「あずさーー

ごめんよーーー

あたしのせいで‥‥‥‥

頭何処も悪くしてないな??」


架奈は半ベソになりながら梓に抱き着いた


そこで、やっと意識が戻ってきた

そして、意識が戻ったのと同時に頭に激痛が走った


ーつっ‥‥‥


手で頭を押さえながら起き上がる梓を見て由が心配そうに言ってきた


「痛むの??‥‥‥‥

あんまり痛いんだったら病院行った方がいいよ」


それと同時に架奈が心配そうに梓を見上げた


「ううん‥‥大丈夫‥」


「そう??‥‥‥

それならいいんだけど‥‥‥‥」


尚も心配そうに二人は梓を見た

「梓、この石に頭ぶつけたんじゃないかと思って‥‥‥」


由が見た先には酷く古そうな石があった


それがなんとも不思議で形がカクカクしていて長方形だった


所々に苔や草が生えてあり元の色がわからない


「何だろこれ??‥‥‥‥ずいぶん、ねんき入ってるね‥‥」


三人揃ってそれを不思議そうに見た


だが、すぐに架奈がたえられないといった様子で話しだした


「でも、梓がなんともなくてよかったよーー」


「架奈‥‥‥そんなに心配してくれてたの??」


「当たり前だよーー‥‥ 由もすっごい心配してたよ」


「由も??」


「まぁね

そりゃ、心配するわよ」


「ごめんね‥‥‥」


「いいんだよー!!

梓が元気でよかったぁ」


「ありがと」


「まぁ、また何かある前にそろそろ帰りますか」


「そうだね‥梓、行こ」


「うん」


梓は架奈に引っ張られて起き上がった


そして、三人並んで坂を上って行った







その背後に‥‥‥

この世界の生き物ではない‥‥‥



そんな、存在がいるとも知らず‥‥‥



「‥‥見つけた‥‥‥‥‥‥‥‥‥あたしの‥‥‥‥魂‥‥‥‥‥‥‥」


***********************


家に帰って頭を触ると少しこぶになっているのが分かった


架奈と由は梓が帰るまでずっと心配そうに見ていた


幸い痛みはないので梓はこのままこぶがひいてくれるのを願った


「たいへんな目にあったな‥‥‥」


頭を押さえながら玄関からあがろうとすると向かいの部屋から声が飛んできた


「お帰りーー、梓」


「ただいま‥‥‥」


「あんた、また学校抜けたでしょ、先生から電話があったわよ」


「うん」


それだけ言うと梓の母は何も言わずに居間のテレビに目線を戻した


梓はそれを確認すると荷物も置かずに部屋に入って行った


「何、見てるの??」


「ニュース」


母の返事はあっけなかった

梓は黙って母と一緒にテレビを見だした


内容は変哲もなくいつもの様に〇〇町で事故があっただか政治のことやら...


いつものように、平穏と言うものがこの世にはないという事を示す物ばかりだ

中には平和的な物もあったが結局いつもと変わりない...




だが、一つだけ...

梓を引き付ける物があった


なんとも、それは世間から見れば平和的なニュースなのだろうが梓にとってはあまりに驚きが大き過ぎた


梓は急いで立って家の廊下にある、電話のもとへ走った


そして、頭の中に急いで親しい友人達の電話番号を思い浮かべ、一番まともだと判断した方へ電話をかけた


いくらか電話特有の電子音が響いたかと思うとすぐに由の声が聞こえた


「もしもし、由??‥‥‥ あたしだけど‥‥」


『梓??私もちょうど電話かけようかと思ってたとこなんだよね‥‥‥』


「じゃあ‥‥由も見たの??」


『えぇ‥‥‥

あの、空き地にあった石のことでしょ??』


「うん‥‥あたしがぶつけた‥‥」


『‥‥やっぱ、ぶつけたんだ‥‥』


「あ!!‥う、うん‥‥‥って、そうじゃなくて!!」


『うん、あの石‥‥いや、石碑か‥‥‥おかしいよね‥‥』


「うん、ニュースでやってた‥‥歴史的に価値があるもので‥‥」


『それ以上に、おかしいのは‥‥‥それが‥‥‥ あんなに管理されてて‥‥‥あんな、苔や草なんて生えてなくて‥‥』


「あの場所自体が空き地 じゃなくて‥‥‥建物に 囲まれた場所だった‥‥ よね‥‥ニュースでは」


『うん‥‥‥つまり‥‥ 私達が見たのとは全く違かった‥‥のよね』


「うん‥‥そういう事になるね‥‥」


『‥‥‥』


「‥‥‥」


電話越しに沈黙が流れた

そして、その空気を最初にきったのは由だった


『とりあえず‥‥ここでこんな事、話してもらちがあかないわね‥‥‥』


「うん‥‥」


『明日‥‥架奈も交えてまた話しましょ‥‥』


「分かった」


『じゃあ、切るわね‥‥

やることあるし‥‥』


「うん、じゃあね」


そこで、会話は終わった

由が最後に言ったやることが気になったが、特に問い詰めなかった


梓はその場を立ち去らず電話の前で由との会話を思い出した


ゾゾゾと背中を何かが走るのが分かった


梓はもうこれ以上考えたくなくその場を離れることにした


そして、一歩踏み出したときだ

後ろの電話がけたたましく鳴った


一瞬、ビクッと肩を動かしたが、すぐに電話の受話器を取った


すると、受話器の向こうから聞き覚えのある声がした


『あーーずーーさーー!!!やっと、つながった!!

もう、ずっとかけてたんだよ!!‥‥由にもかけたんだけどでたとたん切られたし!!!!!‥‥‥‥‥‥なんで、なんで、なんでーーー?!あたし嫌われてるのかなぁ???‥‥もう!!あたし、泣いちゃうよーー!!!‥‥‥‥あ!!!そうだ!!なんで、電話したんだか気になるでしょーー??‥‥‥まぁ、黙って、立って、テレビへ直行して、スイッチをつけなさい!!そうすれば、あーら、驚き!!!なんと‥‥‥‥‥』

ーガチャ


架奈の一方通行の電話はまだまだ続きそうだったが梓は黙って、冷静に、受話器を置いた


そして、何を考えていたかも忘れてその場を今度は本当に立ち去った

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ