初恋1
「いってきまーす。」
ドアを勢いよくあけて私は走り出す。今日から入学する「桜ノ宮高校」に向かって。
ふぅ……
なんとか間に合ったけど…早く体育館…!!
キーンコーンカ-…
あ〜ヤバイ、ヤバイ …
ようやく体育館に着いた私は体育館のドアを思いきり開けた。
ドンッ
一瞬、全員の視線を集めて私はゆっくり自分の席を探し始めた。
あった、あった!っと
席につくと、教頭先生らしき人が話出す。
もしかして、わたし待ちだったかな……?
「ちょっとー…こんな日に遅刻〜?琴はまったく…」
「遅刻じゃないし…ピッタリだし…!!」
「ハァー…」
呆れたような目で見てくる、私の幼なじみコト大親友の「田中 美香-タナカミカ-」
頭の良い美香と同じ高校に通うために必死で勉強する…… つもりだったんだけど…
剣道の推薦で入れちゃった!!
そう!私は剣道一本!業界で知らないものはいないと歌われる…
「宮嶋 琴」様なのです。
…ってちょっとナルシストすぎた…?
じゃあそろそろ、校長の話でも… ってもうおわってるし!!
『それでは次に、生徒代表の言葉にうつります。生徒代表、上地くんお願いします。』
『「キャー〜キャー」』
うるさっ…ナニコレ …
『えー皆さん、今日は入学おめでとうございます。こうし………………………………………………………………………終わります』
『「キャー〜キャー〜…」え〜もう〜…キャー…』
『えー以上で入学式を終わります。』
一部を除き!!、 私の入学式は無事に終わっていった。
でも、同時に琴の波乱な高校生活が始まった…