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三日坊主のクレーターがんばれないひと。

作者: 小波

てるてる坊主のラブレターを読んでいたら何かお返しがしたくなったけど、天気を僕の独断で決めると方々から文句が出て雷が鳴るからなあ‥


なんとかばれない様にささやかに照らそうとそっと微笑んでみる。


なんだかへっこみがあるわ。あれはなんだろ。人差し指でくすぐられた。

くすぐったいよっ!うっかり怒ってしまって静電気がピリピリした。目を丸くしているてるてる坊主がかわいい。


彼女の命は3日も持てば良い方だ。

目の前に食らいつき日常のてっぺんを行く。子供達はすぐに忘れた。

お願い事を叶え終えた彼女と大して期待に応えられなかった僕と今日もがんばれなかったけど世界の一部を共に回して

明日の永遠を思って眠った。


次の朝、彼女は逆さまにされていた。

『明日の運動会雨で無くなります様に』『何言ってるの!』後頭部をていっと押された小学生がだってぇと口を尖らせている。『こないだ晴れる様にって吊るしてたでしょ、てるてる坊主さん混乱するよ』とママと呼ばれた大きな人が言っている。逆さまな彼女は僕と目が合い(雨なら得意かな?)と笑った。

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