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婚約破棄の前日譚  作者:
番外編
4/5

婚約に至るまで 前編

1週間以内とお約束して、そのギリギリを責めてしまいましたね…すみません。みてくださった方ありがとうございます。

え?どうして彼女を好きになったかって?





いや、誰もそんなこと聞いていません。話が長くなるのは目に見えているので、政務を進めましょう。





ん、何?知りたいって?教えてあげるよ。僕はとても寛大なんだ。


始まりは、僕と彼女が僕の誕生日パーティで出会ったことなんだけど、






あ、これ聞く気ないですね。惚気たくてたまらないんですね。







そう、あれは僕がちょうど蛇と目があってしまったことにはじまるんだ。




(本当に話続けたなこの人)




え?蛇が苦手な理由?赤ちゃんの時に咬まれたことがあるんだ。他の爬虫類とかは基本的に平気なんだけどね。




え?今でも苦手ということですか。




うん。そうだよ。…アラン、君も知っているよね?蛇を見た時の僕の反応を見ていると思うんだけど。




ソフィア様の庇護欲を煽るための演技かと…




ん?なんだい?もう一度言ってくれるかい?




いえ!何でもないです。

(苦手なのは本当だけど、あの怖がり方には少し演技も入ってる…という反応だな。いつもソフィア様は心から心配してくださっているというのに…)




さて、話を戻すんだけどね。そう、あれは蛇と目があって、僕が怖さから固まってしまった時のこと———-。

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