モテボーイの歌
男の人生とは、モテなければ人生ではない。
男とは星の数ほどいるであろう女たちと愛し合い、己の中に蠢く情熱を解き放つだけの獣。
理性など弱者の詭弁戯言。
一時の情愛だけが、この世の真実。
おお、男たちよ。
迷妄の甘い誘惑を振り解け、誇りを捨てろ。
明日なんかどうでもいい。
今だけが真実、今こそ全てなのだから。
男たちよ、手当たり次第に女を抱け。
恋人、結婚、伴侶。
たかだか一万年にも満たない人生で何を学ぼうというのか。
そんな暇があるならばコンビニでスキンを買え。
合体。変形。装着。
そして、愛しているからやらせてくれ!と手近な女たちにせまるのだ。
レッツ エンジョイ!
メイク ラブ!
メイク ラブ!
奔放こそ正義。我執こそ悪。
人をつまらぬ約束で縛ろうなどと大昔の偉い人が適当に考えた習俗を絶対不滅の心理なんて考えるだけ無駄。
そんな暇があるなら女たちを口説け。男たちに告ぐ、愛で武装せよ。愛に飢えた女たちの心に愛で迫るのだ。愛だけが男の武器。
唸れ。俺様の愛スラッガー!!!シャキンッッ!!!
例えば地球に人類が百万億人いるとすれば、その半分は確実に女性だ。
その中の一人は確実に君の愛の告白を待っている。
だから君はラブレターを五千万億通くらい書いて、君の愛の告白を待っている彼女に届けるのだ。
そして、上手く言ったらそっと君だけの天使の耳もとにささやけ。
今日、俺の家でセックスしようぜ!
あ、でも嫌がったら別の日まで我慢するんだ。
そんな時は右手で適当に処理しよう。
いつだって君の右手は君を拒むことは無い。
な?
ミギー?
キシャアアアアッッ!!!
やれやれ。ミギーのヤツ、俺のムスコを食っちまったよ。
今日から俺は女の子。そういうわけでよろしくね!