表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/28

エピソード7 世界はひとつ

良心 : 「他」を愛した時に、自分を愛したことになります。自分を愛した時に、「他」を愛したことになります。「他」の中には、人や自然万物、神が含まれます。何故、このような縁起や関連性があるかといいますと、「世界はひとつ」だからです。


暗夜: 私には「他」を愛することなんて、到底出来ません。ましてや、こんな自分を愛することなんて、烏滸(おこ)がましいことです。


良心 : それはそれで謹直(きんちょく)な思いがあるからでしょう。あなたは、誠実であるが故に、見失い、迷っているようです。自分が輝くときに、全世界が輝くのです。耳がある者よ、よくよく聴いて下さい。「世界はひとつ」とは、全ての根源や根本である愛と光や命は、ひとつであり、一元であり、「同じである」と同時に、全ての枝葉や咲く花や果実は「違いますよ」と、いうことなのです。一様性を(もとい)としながら、多様性を認め、赦して、受け入れて、その味わいを楽しむことなのです。互いを赦し合い、その多様性や個性や役割の違いによって、助け合い、補い合えることが実現します。


暗夜: その理想は、尊いものですが、とてもそういう風には、見えません。世界では、戦争やテロが勃発し、エネルギー問題や環境問題も深刻になってきております。


良心 : 確かに過酷な現状ではありますが、この現状を厳かに受け止めて、現状からスタートしてみて下さい。いかなる状況や事柄に起きましても、現状からスタートし、現状を大切にして下さい。いかなる現状に置いても、夢や希望、愛は、この世界に、無限に溢れて充満しているからです。また、人の心は、果てしない変容を繰り返すことが、出来るので、そこに、可能性がまだまだあります。同じ出来事が起きたとしても、この無限の可能性を秘めた、心の捉え方や心掛け次第で、乗り越えることが、出来るのです。世界の現状はあまりにも「違い」が先行し過ぎている結果です。ただ、このような世界情勢をひとつの生き物だとして、捉えてみて下さい。まだまだ伸びしろは、たくさんあるのです。現状は、まだまだ「違い」が先走っている途上的な段階である為、他を認めず、対立的になり、二元論を産出し、不調和が生まれ、(むさぼ)りが起きてしまっております。ですが、人類史から観ていけば、だんだんと、良くなってきてはいるのです。また神様の甚大なる御計らいによって、今後も、必ず、良くなっていきます。


愛は美しいハーモニーや、まどやかな和音でもあります。あまりにもバラバラで不協和音が先行すると、音楽でも楽曲にならないのと同じように、様々なコミュニケーションのレベルの初期段階において、先ずは、「同じであること」を強く求めて下さい。それから、違いをだんだんと、出し合い、かけがえのなさを知り、感じ合い、共鳴し合い、持ち味を出し合うことです。1日、24時間「One for all , All for One(ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために)」を理想として生きて下さい。最高真理である「Law of one(ひとつなる法則)」です。決して、23時間59分59秒ではありません。24時間この理想に献身し続けて下さい。互いに、赦し合い、親和し合い、仕え合い、愛し合うことです。その中で初めて、人間は、至福の喜びと出逢えます。人の心に宿る果てしない変容の可能性や良心こそが、最後の希望であり、愛です。今、語ったことを幼子のように素直に受けとめて下さい。私がいう幼子とは、魂のことです。世界はふたつではありません。「世界はひとつ」なのです。全人類や地球や宇宙、目に見えない御存在も含めまして、全存在でひとつの心であり、身体であり、家族であり、旋律やハーモニーであり、翼であり、花であるのです。


みんなでひとつになり、みんなで喜びや悲しみや楽しみや苦しみを、分かち合い、助け合い、励まし合い、仕え合い、愛し合いましょう。これが、本当の蘇生であり、新生へのメタモルフォーゼに繋がっていきます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ