エピソード2 告白をしなさい
良心 : 告白をしなさい。
暗夜 : そんなことをしましたら、神の裁きが下るのです。私は、神の意志の反していることばかりを思っていたからです。どんどんと神から遠ざかり、これ以上遠ざかるわけにはいきません。
良心 : 裁きとは、あなたのなかのなかにある、この良心であります。良心の呵責が神の裁きなのです。霊界では、告白が常であることを、知りなさい。大丈夫。あなたは、すでに、赦されており、救われております。告白をしなさい。
暗夜 : はい…。私は性欲に支配されていたのです。あらゆる人を淫らな瞳で、見つめてしまいました。愛する人でさえも。幻想を積極的に行い、盲目に陥り、そのものの、真の姿を、イデアを、ついには忘れて、しまったのです。
良心 : 続けて告白をしなさい。
暗夜 : 何に、おきましても、言動と行いの不一致だらけなのです。「愛」と言いながら、天に悪態をつき、天を睨めつけてしまいました。従順と言いながらも、神の無垢な光の前では、全て嘘であったのです。神を侮辱して、奢り昂っていたのです。
良心 :続けて告白をしなさい。
暗夜 : 神から霊界では「潜在意識が裸のようにされてしまう」と言われましたので、私は、ありとあらゆる言葉や態度から、へりくだろうとしましたが、とても難しかったのを強く覚えております。先ずは、アストラル領域の表業化したものから対処していくことになりました。しかも、それにより、いろんな霊界の階層に向き合わさせて頂いたのにも関わらず、あまりにも、辛く感じた為、自分から起因していることなのに、それを認めることが、出来ませんでした。その度に、神に失望し、自分自身に失望したのです。
良心 : 続けて告白をしなさい。
暗夜 : 全てのものが、神の御手の内にあります。今このように、ベッドで横たわっているときは、神の御胸にうなだれながら、委ねているのです。この布団からの温もりと暖かさは、神の太陽のような日だまりに、黄昏ているのです。私が呼吸している時、神の神気である愛の乳房を吸わせて頂いているのです。そのプラーナの聖性より言葉を創造して、生きるのが、私の日課でもありますが、私は、それを、時々、怠惰になり、気まぐれに、忘れるのです。
良心 : 続けて告白をしなさい。
暗夜 : 「世界はひとつ」という理想が神から与えられているのですが、この理想が時に、厄介に感じ、自身の首を自身で絞めてしまっているようにも、感じるのです。理想や決めつけが怖く、恐ろしいのです。良くいえば、厳かに感じているのかも、知れません。畏れ多いのです。
良心 : 続けて告白をしなさい。
暗夜 : どこかで、日の目を浴びて、出世したいのです。よくいえば、皆さんの役に立ちたいのですし、自身が輝くということは、神も輝くことになります。悪く捉えると、自己顕示欲です。つまり、自身の悪だと思っているエネルギー体が、実は、良い部分をも支えているということをなかなか悟れないのです。また、誰にも、僕のことを、悟られたくないのです。
良心 : 続けて告白をしなさい。
暗夜 : 暗夜と表現することが、僕にとっての暗夜であります。
良心 : 続けて告白をしなさい。
暗夜 : 神にビジュアライズや観想を促され、様々なビジュアライズや観想をさせて頂きました。根源神、アテン神、千手観音、ブッタ、大日如来、阿弥陀如来、アークエンジェル、四天王、天使、悪魔、天の舞いとダンス。音楽。歌。自身から翼が生えたビジュアライズ、自身の幼子時代に、翼が生えたビジュアライズ、エゼキエルの幻視、イエスキリスト、聖母マリア、自身が産み出した様々なビジュアライズ。どれも、まだ、完成には至っていませんし、ビジュアライズしたり、観想して、良いものかどうか検討中なのです。ビジュアライズをする度に、何時間でもやり続けることを同時に、神様に促されます。それを中途半端に行い、辞めてしまいますと、命よりも、さらに霊的な危険を感じます。霊的なブラックホールによって、魂ごと消滅してしまいそうに、なるのです。
良心 : これからも告白を続けなさい。あなたは、すでに、赦されており、救われております。