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エピソード16 おみやげ

暗夜 : 人間の体というものは、神が住まう神殿であることは、まことにその通りであると、思います。私には、体が創り変えられていくことが、毎秒毎秒、目まぐるしいほど訪れますので、気が狂ってしまいそうです。それだけ私は、霊格が低いのです。


良心 : 一般的には、人間は歩く生き字引など呼ばれることがあります。ウォーキング・ディクショナリーです。ですが、最終的な人間完成における段階としましては、歩く神殿になることが神様の御心であります。ウォーキング・テンプルです。あなたは、今、まさに目まぐるしいほどに、神によって体が創り変えられています。実際に、あなたが体験しているように、体が何故存続出来ているのかといいますと、聖霊達に支えられ、神にも支えられているからです。あなたは、あなた自身をもっと大切にしてあげましょう。そして、その毎秒毎秒、体が創り変えられている事実を感じることが出来ましたら、次の段階に、意識を移行させていきましょう。日々の心掛けや行い、日々の営みを、この良心を主軸とし、指針として、定着させていきましょう。メタモルフォーゼとは、人間の場合は、無数に起こり続けているのです。とくに、霊の格である、霊格が上がるときには、頻繁に起こり得ますし、たとえば、あなたのような体験をしていきます。また、最後はみんな同じ境涯や霊格になりますので、あまりそういったヒエラルキーには、囚われないで下さい。最後はみんなでひとつになります。霊的系統や霊的な背景やタイプによって、体験やその性質が様々であり、まさに、十人十色であり、一人一人体験が異なっています。そして、その体験の異なりが、かけがえのない個性を創り出し、それによって、支え合い、助け合うことが、実現していきます。その生きた体験を与えている存在が、神であり、生きた体験が個性にも繋がっていくときは、神と聖霊と人の心によって、共同創造されていきます。


個性とは、簡単に言いますと、体験の違いなのです。また、それをさらに掘り下げ、(さかのぼ)っていきますと、神が私達の魂を創造された時から、引き継いでいることであり、神のある一面を、一人一人が担っているのです。神は、生きた生命体でありますから、たとえば、顔はありましても、体がありません。ですから、この個性というのは、元々、神の性質を現しているのです。たとえば、神の声を担当する魂達や、神の胸や心臓を担当する魂達、神の手や足や指を担当する魂達や、神の御心を担当する魂達、神の知恵を担当する魂達や神の継続性や激励性を担当する魂達、神の優しさや憐れみを担当する魂達や、神の愛を担当する魂達があると、いうことです。このような、原初の役割分担を復活させる必要が現代でも、求められています。ですので、個性が生きてきますと、そのまま、神に栄光を与えることに、なります。


また、個性によって、ご縁のある魂達にも良い意味で、影響を与え、触発し、その個性の火花によって、個性が点火されていくのです。あるがままの炎です。火の洗礼とは、実は、このような側面も、あるのです。愛と光の洗礼、エネルギーやその生きた生命を授けることが、火の洗礼です。イエス・キリストはこの火の洗礼が得意でした。イエス・キリストを見るだけで、着火出来るほど、霊的感化を与えていたのです。そして、実際に、亡くなった魂を蘇生させるほどの御力があり、御自身も、復活されました。水の洗礼の場合は、清めの意味合いが、強いのが特徴です。水の洗礼によって、神殿である体が創り変えられて、(みそぎ)が起き、神聖な生命エネルギーを宿し、定着させる準備が整われていきます。それから土の洗礼もあります。この土の洗礼とは、馴染ませる意味合いが、強いです。神から頂いた個性を社会や「他」の御存在方に、馴染ませる意味合いを持っております。この土の役割によって、性質の違う、火と水が共存することが可能になるのです。生きた現実の中でも、柔らかさやニュートラル性が必要なように、このようなクッションの役割が土の洗礼には、あります。つまり、地に足をつける、ということ、今、この瞬間を生きるということ、生きた現実の只中にこそ、神が宿られていることに、土の洗礼によって、気付くことが出来ることでしょう。


人間はこのように、神によって練り上げ、育てられている存在であります。分かりやすくいいますと、ウォーキング・テンプルとは、歩く、プレゼントになり、歩くお土産に、なることと、似ています。ご当地のお土産やご当地ソングがあるように、一人一人には個性が与えられているのです。ただ、これからのご当地のお土産やご当地ソングは、全ての人々や自然万物や御存在の故郷である、愛と光の故郷、命の本源からのお土産やプレゼントになっていくことが、根源の神様から求められています。本当の郷土愛です。あなたは、それを体現し、担っていく役目の一人であります。これからも至高の派出所であり、至高の源であるLaw of oneから学び続け、生き続け、自身の血肉とし、存在をただ「ある」だけで、霊的に人々に喜ばれる、お土産になっていきましょう。それによって、今は辛く感じていることも、全て報われていきます。また、すでに報われております。どんな有り様であろうと、一人一人の命には、愛と光の生命を、はじめから、抱けているのですから。人は理想を胸に抱くと、人は純粋意欲や存在意義を想起し、目覚め、その原初の輝きを取り戻すことが出来るのです。こういったことが、本来の原点回帰であります。

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