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エピソード10 幼子のようになりましょう

良心 : イエス・キリストが「幼子のようになりなさい。そうしたら天国に行けます」と言われました。「幼子達がいるところに、黄金時代がある」とノヴァーリスが預言されました。私達は、たとえ、青年や大人や老人になっても、幼子のような心を有することが出来るのです。各自に宿る、幼子の心を大切にして、生きていきましょう。すなわち、敬虔なる魂の声やこの良心を主軸とし、羅針盤として、生きていきましょう。そうしましたら、無事に愛と光の至福の故郷へと、還れます。


暗夜 : 私には、到底出来ないことです。幼子のように、兄弟達を天真爛漫な瞳で見つめ、平等で純粋無垢な心で、コミュニケーションを取ったり、頼ることが出来ません。素直になれず、兄弟達をその尊厳から、侵してしまうことでしょう。また、幼子のように父や母に、甘えることも出来ません。私は、もういろんなことを知りすぎたのです。


良心 : あなたも神の子であることに、気が付いて下さい。幼子のようになるとは、未熟になる在り方では、ありません。成熟した在り方に、なることなのです。人間の完成体であり、最終形態です。あらゆる経験をし、体験をしたうえで、然るべくして訪れる最終境地であり、神人合一であり、涅槃なのです。全人類や御存在が神から産まれた神の子であり、みんなが仲間であり、味方であり、友であり、家族であり、同胞であると、明らかに悟るときに、幼子のような素直な喜びが目覚めてきます。一様性や多様性を認め、受け入れて、赦し合い、育み合い、活かし合い、仕え合い、愛し合うのです。幼子とは、一言で言い表すのならば「素直さ」なのです。これまでも聖人や賢者と呼ばれてきた御存在方は、こういったことに、気が付き、物事を素直に見つめ、素直に自分自身の立ち位置や身の程が分かり、素直に汝を愛し、素直に隣人を愛し、素直に自然万物を愛し、素直に宇宙の理の中で、生かされて生きてきたのです。


幼子は教師です。何故ならば、天や霊界の在り方やその波動が、消えずに、よく残っており、神気に満ち溢れているからです。幼子をよく観察し、幼子からよくよく学びなさい。幼子は、その場に、ただ「ある」だけで、人々や周囲に、喜びや癒しや、柔らかさや賢明さ、元気や喜怒哀楽の感受性、感動の(ひだ)を与えていきます。幼子は、神の被造物や(ロゴス)をよく真似ており、模倣し、よく学ぼうとして、吸収力や修得能力が非常に優れております。たとえ、幼子が相対的に、悪いことをしたとしても、可愛いもので修まります。幼子がいるだけで、その場が平和になり、天国に変わっていっていることに、気が付きなさい。私達は、誰もが皆、一人も欠けることなく、神の子であり、地球学校で学び「Law of one」のイニシエーションを通過している生徒であり、同胞なのです。この真理を受け入れない方がいらしたとしても、この真理から外されることは、ありませんので、安心して、愛し愛されている友や同胞と関わっていきましょう。


このような真理を人生に導入することで、人生が光彩に満ち溢れて、まことに豊かになっていくことに、気が付きましょう。いつでも枯れることのない可憐な花を咲かせることが出来ます。幼子の心には、聖なる泉があるのです。たとえ、砂漠に行ったとしても、このオアシスである泉がある限り、神からの多大なる恩恵を甘受することが出来るので、死ぬことはなく、とこしえからとこしえに生きることが出来るのです。24時間、幼子のようになること。これによって、あらゆる罪障からも逃れられ、罪も(あがな)われ、古いカルマや根強いカルマも清算され、昇華されていきます。実は、幼子状態とは、無敵状態なのです。何故ならば、元々、魂や御命には、敵はいなく、みんな味方だけであり、みんな仲間であるから、無・敵・なのです。これが、本当の最強であるのです。平和や愛の在り方である、幼子が最強なのです。最強とは、最も豊かであり、真理を生きている、ということなのです。


誰もが皆、親である神から莫大に愛されていることに気が付き、どこへ行っても、神の庭であり、園であるこの地球で仲良く暮らし、幼子のように素直に、楽しく、明るく、元気よく、爽やかに、朗らかに、自由自在に、礼拝し、超楽観的に生きていきましょう。いつでもどんな時にでも、神から愛されているという、唯一の光を大安心のなかで受け取り、この事実を素直に喜び、幼子の足で駆けまわり、幼子の心で自他とフラットにコミュニケーションし、幼子の翼で、この世界を飛翔して、生きていきましょう。


一人でも多くの方が、このような心掛けや行いを、日常の生活レベルまで、落とし込み、実践していけば、やがて、地球国が誕生します。たとえば、日本の都道府県が、市町村になり、日本が県になるのです。日本県です。ですから、アメリカ県、ドイツ県といったようになります。このようになりますと、よりいっそうに「世界はひとつ」になりますから、黄金時代の到来、ヨハネの黙示録で啓示された、天から舞い降りた花嫁、ニューエルサレムの到来が、近付いてくることでしょう。このように、一人も欠けることなく、みんなが天国に行き、救われていく道が、幼子の一道なのです。この世界は、何が起きても、ハッピーエンドなのです。



『幼子のこころ』


天のありかたが

地にもたらされるとき

それは

幼子のように

現れるであろう


光のまなこで衆生(しゅじょう)を見つめて

浄福なる愛のともしびで

世界をくまなく照らし

花々には恍惚の言葉が飾られる

無常なる風にとこしえは眠り

喜びの種々は深淵にまかれる


悲しみの舞いは白い太陽の力によって

慈悲の翼へと変容を遂げ

このソラを自由自在に飛翔する

苦しみの唇からは

聖なる告白が産まれて

命は耕され復活の苗床はしつらえられる


虹は幼子のように

あらゆる希望を駆け巡り

敬虔から産み出される感動を

愛と光の国から甦らす


時間を超えた(ことば)が力を持ち

生き生きした世界を創造していく

それは老いることもなく

枯れることもない


命の内奥に宿る星辰の煌めきは

深潭(しんたん)たる新たな可能性を呼び覚まし

それは無限定に広がりをみせ

もはやひいきや排他性は昇華され

ひとつひとつの生命の根に

やさしく溶け込む


かの饗宴(きょうえん)

いま、この瞬間のために


かの旋律は

永らえる人類のために


かの自然のほころびは

神のひとつなる御声に

ふたたび萌える


あらゆる思惟(しい)や競争、証明は乏しく


ただ天衣無縫の舞踊とうたごえにより

天と地は交わい


兄弟姉妹の溌剌(はつらつ)静謐(せいひつ)の躍動は

かの黄金時代を繋ぐ


その無垢なる世界には

不安や恐れが入ることはなく


ただ子達による愛と夢の讃歌が

相思相愛のよろこびをもって

うたわれている


誰もが天から与えられた

尊き良心の力よ


さらなる栄光を世界に授け(たま)え!

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