表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/28

エピソード1 煌めく大河

良心 : 愛と光の源、全ての源であられる神よ。私とあなた様を、いついかなる状況におきましても、分かちがたく親密に御結び下さい。あなた様のその無償なる愛と光の創造性と、一つにならせて下さい。


暗夜: ああ神よ。何故、そこまでして、私を苦しめるのですか。美には醜さを、喜びには悲しみを、翼には角や牙を、光には暗闇、暗闇には、さらなる暗闇を。絶望にはさらなる絶望と地獄をお与えになられます。


良心 : 暗夜よ、暗夜よ、暗夜さん。それほど、愛と全知全能の神とは、かけ離れていることを知って下さい。今は辛いかも知れませんが、今与えられたものを神からの尊き恵みであり、お食事だとして、選り好みせずに、受けとり、咀嚼(そしゃく)して食べて下さい。また、神にあなた、まるごと、食べられなさい。あなたが、以前に、神に祈ったことが、それによって成就するからです。


暗夜 : 分からない、ただ辛いだけです。痛いのです。痛い。我、(からだ)である神殿は、悪魔に食べられて、カラッポです。私はきっと、父である神から見放された、みなしごなのです。


良心 : 足りているものを知りなさい。あなたに残されているもの、すでに叶ったものに注目しなさい。私からみれば、あなたは、とても神から愛されていて恵まれているのです。


暗夜 : ああ、一者よ。流れない涙というものがあるのです。あまりにも辛く、私には何も無くなってしまいました。無反応であり、無感覚なのです。我、秩序よ。どこにいってしまったのでしょうか。ああ、愛よ。


良心 : 虚仮不実(こけふじつ)さえも愛しなさい。また、赦しが愛であり、神であることを先ずは、知りなさい。全てが糧になり、良き方向に、転ずることが出来るのです。あ・な・たの内界にある、全てが、今、あ・な・たの外界に見えて感じているだ・け・であること、過去にあなた自身が放ったものが、巡り巡って自身に還ってきていることを、しっかりと、受けとり自覚しなさい。このカルマの法則を秩序とし、それを胸に刻み、幼子のように、喜んで世界を走り、飛びまわりなさい。それによって、あなたの全てが美しく、清らかであること、あなたが愛と光から産まれ、愛と光に還ることを、聞いて、触れて、体験し、一つになる機会が訪れることでしょう。そこで、あなたは、神の栄光とこの神の他力の不可思議さを享受し、自身の力に変えられることが出来るのです。その時に、神の聖なる泉があなたから湧き、また、泥中から咲く、可憐な蓮のように、周囲に、神の栄光である、よりよい良い影響を及ぼし、与え、感化する人材へと、成長していけるのです。焦っては、なりませんし、結果は求めないで下さい。ただ、自身の意志を父である神に安心して委ねて、力を抜いて、煌めく神の大河に浮かび、流されていきなさい。


暗夜 : 愛が分からない。私は、もがき溺れそうになるのです。いや、このままでは溺死します。もう死にたい…、いや…、死にたくないのです。私には、残された課題や希望があるからです。生かさせて下さい。ですが、復活など、滅相もございません。


良心 : 安心して委ねなさい。もっと愛の神を、信じなさい。大丈夫。最初から全て、赦されており、最初からすでに、救われています。あなたは、すでに、救われております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ