第2話 修行の成果
潤ちゃんとの修行から2日
俺は今屋上にいる。そして桜丘さんもいる。
なぜか?
桜丘さんに呼び出されたからだ。
展開はえーよ!まだ修行始まったばっかだよ!
桜丘さんはえーよ!
「九重さん、急に世に出してごめんなさい」
「?世に出して?」
「っっ!呼び出してです。耳大丈夫ですか?」
「はい、すいません」
「ふんっ!あなたを見たときから言いたいことがあるの?」
「…はい」
そ、それはまさか?潤ちゃんの言った通り?
クソっ!修行ではまだこれしか習ってない技を使うか?
師匠《潤ちゃん》が言うには、俺しか覚えていない究極の技を…
「実は九重さんっ!あなたの...」
ぐう〜〜〜〜〜〜〜!
「うう〜、お腹が痛い〜桜丘さん、ごめん!」
「あ、ちょまだ話し終わってない!」
「また今度〜〜」
説明しよう!最初に習った究極の技とは、琥太郎の類い稀なる声帯と持ち前の器用さで生み出した
琥太郎だけの緊急脱出奥義その名も...
『腹話術Varsion腹痛』
だ!
やった!やったよ潤ちゃん!
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桜丘視点
私はとても目が良い。そして私は彼(九重琥太郎)のあることを知ってしまった。
それは......
耳毛が出てるのだ。最初は耳に髪の毛が入ってるのかもとも思った。でも3日経っても変わらない。
彼は髪が長いので、気づく人はまずいないだろう。
しかし、状況が変わった。二本になったのだ。
私は焦った。このままでは耳が毛に埋め尽くされ耳が聞こえなくなるのではと...
私は告げることにした耳毛を彼に...
「九重さんちょっと屋上で花火があるんだけど」
「?花火?」
「っっ!話よ!耳大丈夫ですか?」
大変だわ!もう耳が聞こえづらくなってる!
桜丘さん、彼女はバカでドジッ子さんです。