11、地下3階 その④
石で出来た黒い扉を押し開き中へと入る。
中は暗くて目を凝らして何とか見える程度だ。
部屋の奥に何か居るのが判る。
不穏な気配がするから。
すると部屋は急に火が付いた松明の灯りによって明るくなった。
ジャジャジャーン♪《大喰い・グランドラットが現れた。》
ワイルドボアより大きな体でドッグの様に赤黒い毛色。
額には太く短い1本の角が生え異様なほどに大きな口からはノコギリの刃のように大きく尖った歯が見える。
真っ赤な目で僕を睨んでいる。
完全に殺る気満々の顔をしてらっしゃる。
カイトシールドを構えて、片手ハンマーを力一杯振り下ろす。
さぁ開始だ。
グランドラットは僕目掛けて飛び掛かる。
横に跳躍しそのままの勢いでカイトシールドを構えた状態でグランドラットの横っ腹に突っ込む。
ダメージは入っているだろうがびくともせず此方に顔を向けてその大口を開く。
僕は片手ハンマーを力の限りグランドラットの下顎目掛けて振り上げる。
これはかなり効いたかグランドラットは後ろに後退した。
でもまだまだ殺る気なのは変わらないらしい。
鋭い目と奇妙な程にデカい口が僕を狙っている。
まだまだ攻めないと、そう思った矢先左足に衝撃が。
グランドラットがその太い鞭のような尻尾を使って攻撃してきた。
今まで無かったパターンだったので失念していた。
いまのでもHPバーが一割近く減っている。
やってくれる。
僕もまだこれからだと言わんばかりに盾とハンマーを打ち鳴らして自分に気合いを入れた。
大喰い・グランドとの死闘は1勝1敗だ。
初戦は左足に大ダメージを受けて動きが遅くなった所を頭からがぶりと殺られた。
気持ちを新たに2戦目、シールドバッシュがうまく決まりぶっ飛んだグランドラットの頭を滅多打ちにし逃げきりの勝利。
HPバーは残りわずかだった。
・フロアボスの大喰い・グランドラットを倒しました。
・経験値を100ポイント獲得しました
・ステータスポイントを5ポイント獲得しました
・任意のステータスに5ポイントを割り振って下さい
・グランドラットを討伐した事でブロードソードと回復薬を3本獲得しました
・グランドラットを倒したことで地下4階への階段が現れました。
色んなメッセージが流れた。
ステータスは耐久と敏捷と信仰に1づつと運に2を振った。
装備は手に入れたブロードソードに替えてみる。
木刀以来の剣は鈍い光を放っている。
チュートリアルダンジョン1階から3階を何とかクリアした。
まだ半分。
『長いよ、チュートリアル。』
僕は愚痴をこぼしながら階段を下りました。
後書き
《名前》テラカワ
《レベル》7
《性別》男
《ステータス》
・筋力 6・耐久 6・敏捷 6
・知力 2・信仰 2・運 6
《総獲得経験値》
820ポイント
《装備品》
・ブロードソード・片手ハンマー
・カイトシールド
・革鎧・布製の服・布製のズボン・革製のブーツ
・回復薬✖3




