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城壁都市 下

お話を書くってこんなに恥ずかしいものだったんですね……。

「それにしてもさっきからコンスタンさんは町の人からいろいろ聞いてますけど、そんなにこの町について知らなかったんですか?」

「経験上、こういうのは知らない風を装っている方が都合が良いことが多いんだ。おれだってこの町について全く知らない訳じゃあないさ」



夜になり、再び、コンスタンとぺトラは昼食をとった飲食店『オステリア・クレモナ』に訪れた。

「こんばんはー!」

「あら、お昼の。来てくれたのね。ありがとう」

ぺトラの声に気付いたウェイターが対応する。

「約束したじゃないですか。当然すよ!」

「混んでいるな。席はあるのか?」

「そうなの。相席でよければ、あそこの席を今すぐ用意できるけど」

ウェイターの女性が示す先には10人以上は食事ができそうな大きな丸テーブルがある。すでに8人座っていて、ちょうど2人分が空いている。

「そこで構わない」

「分かったわ」

コンスタンが席へ行く、途中にウェイターが耳打ちする。

「お昼に言った通り、サービスしてあげるけど、他に言わないでね」

コンスタンとぺトラが席に着くと、注文を聞いたウェイターは厨房へと足早に消えていった。

「初めて来た町ですけど、いいところっすね、コンスタンさん」

「そうかもな……」

とコンスタンが答えていると、相席の横の男性が声をかける。

「あんたらは、トルチェッロに来るのは初めてなのか?」

「そうだが?」

「そうか……」



「一班、二班、ともに準備完了しました」

「一班、正面入り口へ。二班、裏口へ。残りは店周囲の警戒だ」

「用意はいいな?よし、礼儀よくつっこめ」

「了解」



数人の武装した男たちが足早に店内に入ってきた。

即座にコンスタンたちが座っていた丸テーブルを囲む。

「この丸テーブルに座っている全員、両手挙げろ!ゆっくり立て!今すぐにだ!」

「どういうことだ!」

「お前らを反政府活動罪と外患誘致罪で現行犯逮捕する」

「え?!なんなんすか?」

「女、お前もだ!早くしろ」

「痛い痛い!もっと女性は優しく扱うッすよ。お母さんにそう教わらなかったっすか!」

「犯罪者は黙ってろ!」

「ぺトラ、ここは従うんだ」

「コンスタンさん……」



拘置所に入れられる2人。

「あんたらは隣国ラグーサの工作員の疑いがかかっている」

「ちょ!そんな!あたしたちは関係ないっすよ!だいたい昼間起きた爆破事件の時、店の前にいたのに!」

「うるさい!黙ってろ!」



拘置所の部屋に閉じ込められる2人。

「あたしたち、どうなるんですかね……」

「とりあえず、様子見だな。いざとなれば、逃げだせなくはないが、できれば正規の手段で出ていきたいところだな」

「というか、なんで連行される時に無理やり逃げ出さなかったんですか?コンスタンさんなら、やろうと思えばできたんじゃないですか?」

「そんなことしたら、もう二度とこの都市に入れなくなるだろう。それはなるべく避けたかったんだが……。失敗したかもな……」

「薄々思っていたんですけど、コンスタンさんって割とおっちょこ……」

とぺトラが行った時、

「おい、二人、面会だ」

「面会?」



看守について行った部屋には一人の女がいた。

コンスタンとぺトラは鉄格子で分けられた部屋で女と向かい合った。

「あら、久しぶりね、コンスタン」

「パルミラ……」

「師匠ー!助けに来てくれたんすねー!さすがっす!」

「まったく……。コンスタン、あなたがいながら、なに間抜けな状況になってんの」

パルミラと呼ばれた女があきれた調子で言う。

「それについては面目ない」

「……。本当にそう思っているの?まあ、いいわ。とりあえず経緯を説明するわね」

どうして、パルミラはコンスタンとぺトラを助けることができたのか。

一話でぺトラにパルミラが、他に用がある、と言ったのは、連合特別捜査官としてトルチェッロと隣国ラグーサとの通商条約での通商条約調印式の立会人としての仕事があったからである。

「それで、なんでも最近は自由派の活動が活発で昨日も8名ほど捕まえた。さらに隣国ラグーサの工作員2名も確保したのだが、どうもはっきりしないし、片方の女は巨人だった、って。もうその話を聞いた瞬間にもう私は内心、汗ダラダラで焦ってたんだから。まさか、『すみません……、多分その捕まったのは私の身内です』なんて恥ずかしくて言えないわよ……」

「とりあえず、この後、証拠不十分で釈放される手筈になっているわ。」

「どうやったんだ?」

「あら、聞きたいの?」

「……。いや、遠慮しておこう」

「別に隠すことのほどのものじゃないのに。あなたが情けなくなるだけで」

「師匠……。もうコンスタンさんのライフはゼロっすよ……」

「まあ、一個貸しということで、ね」

「……」

「あ!あと、一仕事手伝ってもらうわよ」

「?」

「条約調印に立ち会ってもらうのよ」


もう、かなり前のお話なので、一体なんでこんな名称にしたんだっけ?という有様でした……。

そして情けなさ全開の展開。ご都合主義。

女に全面的に助けられる男の人って……。

それに連合特別捜査官って一体何を捜査するんでしょうね(笑)。

目的、組織様態、規模、その他一切不明の機関……。


あ、一応、最後の締めの話も書きます。

なるべく早いうちに……(笑)。

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