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罪と影

作者: 鷲岡 劉聖

この物語の世界は今の話かもしれないし、過去、未来の話かもしれない。フィクションかもしれないし、ノンフィクションかもしれない。そんな摩訶不思議な物語である。

 人間は色々な物を抱えて生きている。目に見える物ならばまだいいが、心に溜まっていくものほど重く黒いものである。それを持つことが罪ならば、人間は誰しも罪を抱えて生きているのだろう。それに、人は生まれた時から罪を抱えている。


お前の光は今何処にある               -ウィリアム・シェイクスピア『リア王』


 俺は数々の悪いことをしてきたが、今はそれに対する悔いでいっぱいだ。

 好きな人も出来たし、その子といい感じなんでそれもつぶしたくない。

 今は自分のやってきたことを反省し、俺はそれと向かい合って行こうと思う。


 

付き合えた後


 「へっ・・・・今日も胸糞わりぃぜ」


 俺は彼女が写る階段近くの鏡を見てぼそりと呟いた。

 いつからだろう。

 鏡の中の彼女が何か得体の知れない黒い物に食われているのを見るようになったのは。

 それだけじゃない。

 影が無くなり、俺の姿が鏡から消えたのも、だ。

 このように見えてるのは俺だけらしい。

 これはいつからなのだろう。



 恐らく、雪が俺の彼女になってからだろう。



数日後


 「マジかよ・・・・」


 俺は鏡に手が入ることに気付いた。

 手だけじゃなく体全部入れられそうだ。


 だが、俺の姿がないその鏡は、俺を鏡の世界に導いてそうで怖かった。



その日の夜


 俺は夢の中で自分の影と話をしていた。

 夢だからなのか、影なのにその影は自分の影だと理解できた。


 影がいうには鏡に写る自分は影であり、それは俺の罪が形となった姿だという。

 なので影が消えたという理由から鏡に写らなくなったのだ。


 ん?これは根本的な理由ではない。

 では、なぜ影が消えたのか。

 影が言うには、罪に気付き始めたからだそうだ。

 今回の夢に出てきた影は取り戻したければ鏡の中に来い、はやくこねぇと大変なことになる。といっていた。



その日の朝


 今日は祝日。

 なので、忠告通り、鏡の中へいってやることにした。

 

 「とぉー!」


 

鏡の中


 「暗っ!」


 鏡の中だから、現実と左右対称だと思ったが、そうではなかった。

 真っ暗で何も見れない。


 そんな折、頭に言葉が響いてきた。

 

 「我を認めしものよ、我はお主で、お主は我なり。我はお主の力となろう名はサタン」


 そこまで聞いて俺は目が覚めた。

 鏡の前に倒れていた。

 夢だったのだろうか。


 ふと、近くの鏡を見ると鏡に自分の姿が戻っていたし、頭の中に話しかけてくる我、お主、我と言う難い言葉を使う自分の声があるから、夢ではなかったのだと 気付いた。



鏡の中に入った夜


 俺は凄いことを聞いた。

 なんでも、鏡の中に罪をバラまいたルシファーという大魔王がこの世界を支配しようとしているらしい。

 俺はそれに気づけたので力に覚醒したという。

 サタンというもう一人の俺は悪魔ながらも俺と一体となっているんで、俺に協力してくれるそうな。

 俺は何もしたくなかったんだが、彼女にルシファーがとりついていると言うので、俺は協力してもらうことにした。

 

 だから、変な物に彼女食われてたのか。あれがルシファーなのか?



決戦準備


 俺はいつも通り、彼女と学校に登校した。

 学校の帰りに俺の家に来てもらった。

 彼女はもじもじとしている。

 俺の部屋で二人っきりで、両親も旅行で帰ってこないとしたらやることは一つしかない。



 桃○だ。

 そんなに○鉄がやりかったのか・・・・・・・

 スマナイが、今日はそれどころではなかったので、睡眠薬入りのジュースを飲んでもらい寝てもらった。


 「計画通りっ!(ニヤっ)」


 鏡に入る説明をするのがめんどくさかったからだ。

 なんでも彼女を鏡の中に写しとかなければならないのでこれが一番楽なのだ。



決戦

 

 鏡に入った私はサタンにギルトと叫べと言われたので

 「ギルト!」

 と叫んだ。


 すると、イケメン悪魔が出てきた。

 角に羽も生えて、黒いマントを着ているその姿は、かっこよかった。

 

 少しコスプレに見えてしまったのはいうまい。



 と、考えている間に圧勝でルシファーを倒していた。



別れの日


 ルシファーを倒した後は、サタンとお話をした。

 なにやら長々と熱弁をしていたので半分寝ていたが、何やらルシファーは不死身だから次もいつ現れるかもしれんとか、罪は本来皆もっていてそれを否定すれば心に飲み込まれるとか、私の姿が見えなくなっても私は影としてもう一人のお前として見守っているだとか、今はもう鏡の世界つまり影の世界は必要ないだとかいう話だった。


 つまり、最後のほうの話は何なの。お別れなのかな。


 少ししか、サタンと過ごしていないはずなのに、お別れするのはすごく悲しかった。

 

 サタンは最後に私の姿はコスプレではない、角は取れるがコスプレでは決してなかったのだぞ。といいつつ消えていった。

 なぜか、さすがもう一人の俺、と思えてしまった。


 近い将来、ルシファーがまた現れるかもしれないが、また第二、第三の私のようなギルト使いが出てくるから安心していればいいだろうと思う。


 では、次のギルト使いに期待しようと思う。

この物語は私の処女作であり、全くもって勢いで書かせていただきました。

こういった物語自体を書くのが初めてだったので楽しんでもらえるかわかりませんが、暇つぶしにでも読んでください。


私が個人的に思っているのですが、この物語というか、罪の設定はシリーズ化したいと思っているのですが、どうでしょうか。


また読んだ意見、感想などくださいましたら、私ももう一度ここで書こうとやる気が上がると思いますので、どしどし送ってください。

次回からはもう少し勉強して書かせていただきます。

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